2016年には、ブラジル人科学者のホアオ・ビクトル・カンポスエシルバとフェルナンダ・アルメイダ・メイレリスが、鳥を捕食するクモについての研究報告を発表。この中で2人は、タランチュラが鳥を捕食した2つの例を確認したと書いている。1例目の獲物は、研究者たちが仕掛けた網にかかったメガネアリドリだった。

「タランチュラは鳥の目に毒牙を突き刺し、メガネアリドリは数秒で死に至った」と彼らは論文に書いている。「その後、タランチュラは自力で網を破り、網から約1.5メートル離れたところにある巣穴の入り口まで鳥を引きずっていった。11時間半後、メガネアリドリの頭部と体の一部が食べられていた」

2例目では、ピンクトゥータランチュラがミソサザイを捕食する様子が確認された。「1例目と同じように、タランチュラは鳥の目に毒牙を突き刺し、消化酵素を分泌させた後に鳥の頭を食べた」

2人の研究者は、どちらの例でもタランチュラが最初に鳥の目を攻撃したところが興味深いと述べ、目はほかの部分に比べて組織が柔らかいため、毒液をより素早く注入することができ、消化酵素をより素早く行き渡らせることができるのではないかと指摘している。「さらに注目すべきは、(タランチュラが)最初に食べるのが脳だという点だ。鳥の脳は大きく、体のほかの部分よりも発達している。栄養豊富な組織で、体のほかの部分よりも先に食べられるのも納得できる」

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