最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(7日現在)

2020年5月7日(木)19時03分

米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は6日、米企業が安全に事業を運営するために必要な公衆衛生上の手続きについて、連邦政府と州政府が一貫性を持ち、意見を一致させることが、米経済を軌道に戻す上で最善の方法だという見方を示した。カリフォルニア州オーシャンビーチで撮影(2020年 ロイター/MIKE BLAKE)

■ノルウェー中銀、政策金利0%に引き下げ 再利下げ想定せず

ノルウェー中央銀行は7日、政策金利を0.25%から0%に引き下げた。市場では据え置き予想が大勢だったが、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への打撃を和らげるため利下げに踏み切った。

■英中銀、追加緩和見送り 深刻な不況予想し必要に応じて支援へ

イングランド銀行(英中銀)は7日、政策金利と量的緩和(QE)の規模を据え置くと発表した。市場の予想通り追加緩和を見送ったが、新型コロナウイルスの感染防止のための封鎖措置の影響で今年は約300年ぶりの大不況を予想し、必要に応じて追加措置を講じる方針を示した。

■新型コロナウイルス、世界の感染者377万人超す 死者26.27万人

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で377万人を超え、死者は26万2714人となった。

■米中通商関係高官、来週にも電話会議へ=BBG

米国と中国は来週にも通商関係当局者による電話会議を開催する見通しだ。ブルームバーグ通信が7日、事情に詳しい筋の話として伝えた。

ECB副総裁「これまでになく決然と対応」 量的緩和中断せず

欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は7日、リセッション(景気後退)に陥っているユーロ圏経済を支援するため、ECBはこれまでになく決然とした対応を取る、と述べた。

■フィリピン、第1四半期は約21年ぶりマイナス成長 さらに悪化も

フィリピン統計局が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP、2018年基準)は前年同期比0.2%減と、市場予想に反して減少し、1998年第4・四半期以来約21年ぶりのマイナス成長となった。

■英BT、2021/22年度まで配当を取りやめ 新型コロナ対応で

英通信最大手BTは、2021/22年度まで配当を取りやめ、業績予想を撤回した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響を踏まえ、内部留保を厚くして今後予想される業績低迷期に備える。

■ロシア大統領支持率が低下、任期延長支持は高まる

ロシアの独立系調査機関レバダ・センターの世論調査によると、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、プーチン大統領の支持率が20年超ぶりの低水準に落ち込んでいる。ただ、任期延長への支持率は上昇している。

■独工業部門、過去最大の生産減見込む=IFO

ドイツのIFO経済研究所が発表した今後3カ月の鉱工業生産見通しを示す指数は4月に、1990年の東西ドイツ統一以降の最低水準を付けた。IFOは、工業部門が新型コロナウイルスの世界的流行を背景に、過去最大の生産減少を見込んでいると指摘した。

■オランダのレストランでコロナ対策、ガラス張りブースで優雅に食事

オランダのアムステルダムにあるレストランは、新型コロナの感染を心配することなく、ガラス張りの小さなブースの中で屋外ダイニングを楽しめるサービスを試験的に開始した。

■バンクシー新作、看護婦をスーパーヒーローに

覆面ストリートアーティスト、バンクシーが、看護婦を題材にした新たな作品を公表した。作品にはバットマンとスパイダーマンの人形に見向きもせず、看護婦の人形を手に取り遊ぶ少年が描かれている。新型コロナウイルス危機の中、医療従事者をスーパーヒーローになぞらえ、敬意を示すメッセージが込められているようだ。

■英企業の新規採用需要、統計開始以来最大の減少=調査

英求人雇用連盟(REC)と会計事務所KPMGが7日公表した月次調査によると、英企業の新規採用需要が、4月に約22年の統計史上最大の落ち込みを示した。新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(封鎖)で経済活動が大幅に鈍化した。


【関連記事】
・長崎で再現したクルーズ船の悪夢 なぜ対応は後手に回ったのか
・東京都、新型コロナウイルス新規感染38人確認 4日連続で減少続く
・「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB、6月以降の数回利下げ予想は妥当=エストニア

ワールド

男が焼身自殺か、トランプ氏公判のNY裁判所前

ワールド

IMF委、共同声明出せず 中東・ウクライナ巡り見解

ワールド

イスラエルがイランに攻撃か、規模限定的 イランは報
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 3

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負ける」と中国政府の公式見解に反する驚きの論考を英誌に寄稿

  • 4

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 5

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 6

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 7

    日本の護衛艦「かが」空母化は「本来の役割を変える…

  • 8

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 7

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 8

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 9

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 10

    大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中