最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(15日現在)

2020年5月15日(金)19時25分

■EXCLUSIVE-トルコ、通貨危機に備え日英中などにスワップ通じた支援打診=高官

トルコ政府は通貨リラの急落に備え、日本や英国、中国、カタールに通貨スワップを通じた支援を呼び掛けている。トルコ政府の高官3人がロイターに明らかにした。

■米CDC、学校や飲食店など再開のガイドラインを公表

米疾病対策センター(CDC)は14日、学校や事業所、飲食店などの再開を判断するガイドラインを公表した。

■英オックスフォード大の新型コロナワクチン、サルで有効と判明

英オックスフォード大学が開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンが、6匹のサルを対象にした試験で有効性を示した。臨床試験は先月末から始まっている。

■7週間で暗転したパウエル氏発言、米経済回復の遅れ示唆

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7週間前の木曜日、めったに登場しないNBCテレビの「トゥデイ・ショー」に出演し、新型コロナウイルス対策がもたらす経済的な悪影響に対処しなければならない国民を安心させるメッセージを送った。

■米ナイキ、新型コロナの店舗休業が3─5月業績に打撃と警告

米スポーツ用品大手ナイキは14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を背景とする世界規模での店舗休業が第4・四半期(3─5月)の小売りと卸売り事業の業績に打撃になると警告した。

■新型コロナ、ドイツの再生産数は拡大レベル下回っている=政府研究所

ドイツ政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所は14日、新型コロナウイルスについて、1人の感染者が何人に感染を広げるかを示す「再生産数」が、従来の算出方法とより変動の少ない新方式の算出方法のどちらでも、感染拡大の分かれ目となる1を下回っていると明らかにした。

■米上院共和党トップ、コロナ対応の追加景気対策に「オープン」

米上院共和党トップのマコネル院内総務は14日、新型コロナウイルス感染拡大に対応した追加景気対策の可能性にオープンだとの立場を示し、トランプ政権側と協議していると明らかにした。

■欧米大手銀、コロナ危機によるボラ上昇で外為取引収入急増

新型コロナウイルスの感染拡大で外為市場のボラティリティが高まり、大手銀行は第1・四半期に外為トレーディング収入が大幅に増加した。外為相場の乱高下が銀行のトレーディング収入を押し上げる構図は今後数カ月にわたり続きそうだ。

■バルト3国、相互の国境を再開 新規感染者は1ケタ台に

リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国は15日、3国間の国境封鎖を解除した。新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けた経済の回復に向け、欧州連合(EU)内でいち早く渡航規制解除に乗り出した。

■ジャンク債急増、ユーロ圏市場では吸収できない恐れ=ESRB

欧州システミックリスク理事会(ESRB)は14日発表の文書で、新型コロナウイルス感染の世界的大流行の影響により、ユーロ圏で企業の格付けが相次いで引き下げられ、欧州連合(EU)域内の金融市場が高利回り債(ジャンク債)の急増に対処しきれなくなる恐れがあると指摘した。

■米上院、ウイグル人権法案を全会一致で可決

米上院は14日、中国政府がウイグル族などイスラム教の少数民族を弾圧しているとして、トランプ政権に強硬な対応を求めるウイグル人権法案を全会一致で可決した。


【関連記事】
・日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいっている不思議
・東京都、新型コロナウイルス新規感染9人 54日ぶりにひと桁台に減少
・ニューヨークと東京では「医療崩壊」の実態が全く違う
・緊急事態宣言、全国39県で解除 東京など8都道府県も可能なら21日に解除=安倍首相

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエル首相、戦時内閣を解散

ワールド

中国、EU産豚肉の反ダンピング調査開始

ワールド

プーチン氏、19日からベトナム訪問 武器や決済など

ワールド

アングル:仏財政危機への懸念高まる、市場は英トラス
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:姿なき侵略者 中国
特集:姿なき侵略者 中国
2024年6月18日号(6/11発売)

アメリカの「裏庭」カリブ海のリゾート地やニューヨークで影響力工作を拡大する中国の深謀遠慮

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「珍しい」とされる理由

  • 2

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 3

    FRBの利下げ開始は後ずれしない~円安局面は終焉へ~

  • 4

    顔も服も「若かりし頃のマドンナ」そのもの...マドン…

  • 5

    森に潜んだロシア部隊を発見、HIMARS精密攻撃で大爆…

  • 6

    水上スキーに巨大サメが繰り返し「体当たり」の恐怖…

  • 7

    なぜ日本語は漢字を捨てなかったのか?...『万葉集』…

  • 8

    中国経済がはまる「日本型デフレ」の泥沼...消費心理…

  • 9

    米フロリダ州で「サメの襲撃が相次ぎ」15歳少女ら3名…

  • 10

    米モデル、娘との水着ツーショット写真が「性的すぎ…

  • 1

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 2

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車の猛攻で、ロシア兵が装甲車から「転げ落ちる」瞬間

  • 3

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思っていた...」55歳退官で年収750万円が200万円に激減の現実

  • 4

    米フロリダ州で「サメの襲撃が相次ぎ」15歳少女ら3名…

  • 5

    毎日1分間「体幹をしぼるだけ」で、脂肪を燃やして「…

  • 6

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「…

  • 7

    カカオに新たな可能性、血糖値の上昇を抑える「チョ…

  • 8

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬…

  • 9

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 10

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 4

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…

  • 5

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 6

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 7

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 9

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

  • 10

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中