最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)

2020年5月12日(火)13時28分

■航空便利用、9月になっても通常の25%以下=ボーイングCEO

米航空機大手ボーイングのデビッド・カルホーン最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスの影響で航空便の利用は9月になっても通常の25%にも満たないとの見方を示した。

■米自動車部品メーカー、相次ぎ工場再稼働、感染再拡大に懸念も

全米で封鎖措置が緩和される中、自動車産業が集積する米中西部ミシガン州では11日、複数の自動車部品メーカーが工場を再稼働させ、今月18日の自動車メーカーの生産再開に備えた。ただ、新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒は強い。

■米マイラン、第1四半期は実質利益が予想超え 売上見通しを維持

米後発医薬品(ジェネリック)大手マイランが11日発表した第1・四半期決算は、実質利益が市場予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた都市封鎖の前に、顧客がぜんそく薬や感冒薬をまとめ買いしたことが追い風になった。

■米中の第1段階通商合意、再交渉は受け入れられない=トランプ氏

トランプ米大統領は11日、今年初めに署名した中国との第1段階の通商合意を見直す再交渉は全く受け入れられないと表明した。

■米スタバ、英国でドライブスルー150店舗を段階的に再開へ

米コーヒーチェーン大手スターバックス(スタバ)は11日、英国内のドライブスルー店舗150ヵ所と一部持ち帰り専門店舗を14日から段階的に再開すると発表した。新型コロナウイルス関連の道路規制緩和を受けたもので、ウェブサイトで明らかにした。

■インド、ロックダウン解除を視野 新規感染者なお大幅増

インドのモディ首相は11日、新型コロナウイルスへの新たな感染者数が急増する中、7週間にわたって全土で続けてきたロックダウン(都市封鎖)について「段階的な解除」を視野に入れていると述べた。

■〔ロイター調査〕マレーシア第1四半期GDP、マイナス1.5%に転落か

ロイター調査によると、マレーシアの第1・四半期の国内総生産(GDP)は、新型コロナウイルスの世界的大流行の影響により、世界金融危機の最中だった2009年第3・四半期以来、初めてマイナスに転落する見通しだ。

■ECB買入策巡りドイツを提訴する可能性、当面は低い=EU当局者

欧州連合(EU)当局者らによると、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和政策(QE)についてドイツ連邦憲法裁判所が一部違憲と判断したことを巡り、欧州委員会が直ちに同国を提訴する可能性は低いとみられる。

■各国のソブリン格付け、新型コロナで一段の引き下げも=S&P

S&Pグローバル・レーティングは11日、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響が続く中、各国のソブリン格付けを一段と引き下げる可能性があるとの見方を示した。

■新型コロナの影響長引くが「世界の終わり」ではない=英中銀理事

イングランド銀行(英中銀)のハルデーン理事は11日、ウエブキャストでの講演で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)について「全ての危機は消えない傷跡を残す。今回も例外ではない」と述べ、その悪影響は負債の多い企業の設備投資や雇用不安に直面している個人の消費活動に対して長期にわたって続くリスクがあると指摘した。

■中国の対米投資、19年は金融危機以来の低水準 米中の緊張などで

米中間の資本フローの透明性向上を目指すイニシアチブ「米中投資プロジェクト」の報告書によると、2019年の中国の対米投資は50億ドルと、前年からやや減少し、10年前の世界的な金融危機以来の低水準となった。


【関連記事】
・東京都、新型コロナウイルス新規感染15人 保健所からの報告漏れで過去発表分に76人増へ
・コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当局の科学者「恐ろしい」
・韓国・文在寅、梨泰院のクラスター発生で新型コロナ第2波に警戒感
・中国、台湾のWHO総会参加支持したニュージーランドを非難

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

仏クレディ・アグリコル、第1半期は55%増益 投資

ビジネス

ECB利下げ、年内3回の公算大 堅調な成長で=ギリ

ワールド

米・サウジ、安全保障協定で近く合意か イスラエル関

ワールド

フィリピン船や乗組員に被害及ぼす行動は「無責任」、
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 4

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 5

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 6

    「TSMC創業者」モリス・チャンが、IBM工場の買収を視…

  • 7

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 8

    中国のコモディティ爆買い続く、 最終兵器「人民元切…

  • 9

    「複雑で自由で多様」...日本アニメがこれからも世界…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 5

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 8

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 9

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 10

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中