最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)

2020年5月12日(火)13時28分

■米消費者、21%が失業不安 40%は家計悪化=NY連銀調査

米ニューヨーク連銀が11日公表した4月調査によると、新型コロナウイルスの世界的大流行を受け、米消費者の雇用や家計に対する見通しが急激に悪化している。

■新型コロナ、英イングランドでは現在約13万6000人が感染=調査

英国家統計局(ONS)の新型コロナウイルス感染に関する調査の暫定結果によると、4月26日─5月8日の間にイングランドでは約13万6000人が新型コロナウイルスに感染していた。

■独首相、国民に社会的距離の徹底訴え 新型コロナ感染再拡大を警戒

ドイツのメルケル首相は11日、国内の新型コロナウイルス感染が再拡大している可能性がデータで示されたことを受け、国民に対し、人との距離を一定に保つための社会的距離(ソーシャルディスタンシング)規則を堅持するよう求めた。

■米FRB当局者、マイナス金利政策の導入に否定的

米連邦準備理事会(FRB)当局者らは、新型コロナウイルスの感染拡大防止策により打撃を受ける経済を支援するため、あらゆる措置を講じる構えを示している。しかし、マイナス金利の導入には否定的なようだ。

■米テスラCEO、地元の指示に反し加州工場再開を表明 逮捕も覚悟

米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は11日、新型コロナウイルスの流行で操業を一時停止しているカリフォルニア州フリーモント工場を再開するとツイッターに投稿した。地元当局による閉鎖継続指示を無視した対応で、マスク氏は逮捕も覚悟していることを示唆した。

■〔焦点〕増える女性のコロナ失業、米でもシングルマザーが犠牲の筆頭

米サウスカロライナ州チャールストンでバーテンダーとして働いていたシャナ・スウェインさん。解雇される以前は、毎晩、客に料理を提供し、「マンハッタン」「コスモポリタン」といったカクテルを作っていた。

■ギリアドのコロナ治験薬、欧州当局が例外的使用の拡大推奨

欧州医薬品庁(EMA)は11日、米製薬ギリアドの新型コロナウイルス感染症治験薬「レムデシビル」のコンパッショネート(例外的)使用を拡大するよう推奨した。

■FRBや米銀、コロナ危機下で一段の行動必要=クォールズ副議長

米連邦準備理事会(FRB)のクォールズ副議長は11日、上院銀行委員会向けの準備原稿で、FRBは新型コロナウイルス危機が終息する前に「一段の行動が求められるかもしれない」と述べた。

■米ホワイトハウス、西棟スタッフにマスク常時着用を指示=高官

米ホワイトハウスが大統領執務室などがあるウエストウイング(西棟)で勤務するスタッフに対し、自身の席に付いている時以外は常時マスクを着用するよう命じたと、政府高官が11日明らかにした。

■米アボットのコロナ抗体検査、FDAが別装置の使用も承認

米食品医薬品局(FDA)は11日、医薬品大手アボット・ラボラトリーズの新型コロナウイルス抗体検査について、すでに承認している測定装置「アーキテクト」の利用に加えて、別の装置「アリニティー」についても緊急使用を承認した。

■原油先物は下落、新型コロナ「第2波」への警戒強まる

米国時間の原油先物価格は下落。新型コロナウイルス感染の第2波を巡り懸念が高まった。一方、サウジアラビアによる追加減産発表を受け下落は限定的だった。

■米、新型コロナ死者8万人突破=ロイター集計

ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染症による死者が11日、8万人を突破した。米国ではほぼ全ての州がロックダウン(都市封鎖)措置の緩和に踏み切っている。


【関連記事】
・東京都、新型コロナウイルス新規感染15人 保健所からの報告漏れで過去発表分に76人増へ
・コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当局の科学者「恐ろしい」
・韓国・文在寅、梨泰院のクラスター発生で新型コロナ第2波に警戒感
・中国、台湾のWHO総会参加支持したニュージーランドを非難

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏がBBC提訴、議会襲撃前の演説編集巡り巨

ビジネス

英総合PMI、12月速報は52.1に上昇 予算案で

ビジネス

独ZEW景気期待指数、12月は45.8に上昇 予想

ワールド

ウクライナ提案のクリスマス停戦、和平合意成立次第=
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連疾患に挑む新アプローチ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 6
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    アダルトコンテンツ制作の疑い...英女性がインドネシ…
  • 9
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 10
    「なぜ便器に?」62歳の女性が真夜中のトイレで見つ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 7
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 8
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 9
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 10
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中