最新記事

新型コロナ調査

NY州調査、人工呼吸器装着の重症患者「90%近くが死亡」

Nearly 90 Percent of COVID-19 Patients on Ventilators in New York Died

2020年4月24日(金)15時00分
スー・キム

退院または死亡した患者のうち、16.6%が50歳未満だった。退院または死亡した患者のどちらについても、ICUで治療を受けた、あるいは人工呼吸器につながれた人の割合は18~65歳の患者グループの方が(65歳以上の患者グループよりも)高かった。

調査対象の入院患者に最も多かった基礎疾患は、高血圧(全体の約56%)、肥満(42%)と糖尿病(34%)だった。

報告によれば、死亡した患者のうち「糖尿病の持病があった人は、そうではない人に比べて、人工呼吸器の装着やICUでの治療を受ける可能性が高かった。血圧については、高血圧ではない人の方が人工呼吸器の装着やICU治療を受ける傾向が強かった」という。また腎臓の機能が急激に低下した患者は、糖尿病の持病がなかった患者よりも、糖尿病患者の方に多かった」ということだ。

調査対象となった5700人のうち、調査が始まってから入院してきた患者は全体の2.2%で、調査終了時点でも入院中だった患者は3066人にのぼった。退院した患者のうち、再入院や別の施設(介護・リハビリ施設など)に転院した人は、年齢が高いほど多かった。

1回目のウイルス検査で陽性反応が出たのは全体の98%で、1.9%の患者は1回目が陰性で、再検査で陽性反応が出た。検査を受けた人のうち、同時に別の呼吸器系ウイルスにも感染していた人の割合は2.1%だった。

20200428issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年4月28日号(4月21日発売)は「日本に迫る医療崩壊」特集。コロナ禍の欧州で起きた医療システムの崩壊を、感染者数の急増する日本が避ける方法は? ほか「ポスト・コロナの世界経済はこうなる」など新型コロナ関連記事も多数掲載。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

シンガポール中銀、金融政策据え置き

ビジネス

日経平均は反落で寄り付く、円高が重し 足元はプラス

ワールド

エヌビディアが中国ディープシークのAIモデル開発支

ビジネス

米アマゾン、AI推進で全世界1.6万人削減 さらな
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大胆な犯行の一部始終を捉えた「衝撃映像」が話題に
  • 4
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 5
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 6
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 7
    人民解放軍を弱体化させてでも...習近平が軍幹部を立…
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    またTACOった...トランプのグリーンランド武力併合案…
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 9
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中