最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)

2020年4月24日(金)19時42分

■欧州GDP、最大15%縮小の恐れ ECB総裁がEU首脳に警告

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、欧州連合(EU)首脳陣に対し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により今年の域内総生産(GDP)が最大15%縮小する可能性があるとの見方を示した。外交筋が明らかにした。

■中小企業支援制度、大企業への適用「難しい」=米財務省

米財務省は23日、新型コロナウイルス経済対策の一環である中小企業支援制度(給与保障プログラム、PPP)について、大企業への適用は難しいという認識を示した。

■ターゲット、4月ネット売上275%急増 コロナ対応費用は利益圧迫へ

米小売大手ターゲットは23日、新型コロナウイルス感染拡大を背景に、現時点で4月のオンライン売上高(比較可能ベース)が275%超急拡大したと発表した。

■仏、5月の外出制限解除後に小売店の営業再開認める方針

フランスのルメール経済・財務相は23日、新型コロナウイルスの影響で継続している外出制限が来月に解除されれば、小売店の営業再開が望ましいという考えを示した。

■米億万長者の資産、新型コロナ危機下で10%増加=調査

米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)やテスラのイーロン・マスクCEOなど米国の億万長者(ビリオネア)の資産合計が、新型コロナウイルス危機下でおよそ10%増加したことが、米シンクタンクの政策研究所(IPS)の調査で明らかになった。

■世銀、今年の原油価格見通し下方修正 新型コロナで需要減

世界銀行は23日、原油価格は2020年は平均1バレル=35ドルと、19年の平均から43%低い水準で推移するとの見方を示した。新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響を受け、昨年10月に示した見通しを大幅に下方修正した。

■米、WHO資金拠出再開しない公算 抜本改革必要=国務長官

ポンペオ米国務長官は世界保健機関(WHO)について、新型コロナウイルス感染拡大への対応を巡り抜本的な改革が必要との認識を示し、米国はWHOへの資金拠出を再開しない可能性があると述べた。

■イラン、1日当たりのコロナ死者100人未満続く 今週から店舗再開

イランで確認された新型コロナウイルス感染症による死者は過去24時間で90人増え5481人となった。感染者は累計8万7026人に達した。ただ1日当たりの死者は14日以降で100人を下回り続けており、国内では制限措置が緩和され、今週から店舗などの営業が再開されている。

■米イーライリリー、第1四半期利益好調 コロナ規制で薬剤買いだめ

米製薬大手イーライリリーが23日発表した第1・四半期決算は、新型コロナウイルスの感染拡大で外出規制が敷かれる中、糖尿病治療薬「トルリシティ」などの薬剤の買いだめが起き、調整後の利益が予想を上回った。同社は通年の利益見通しも引き上げた。

■スイス、20年は6.7%のマイナス成長 石油危機以降で最悪=経済管理局

スイス経済省経済管理局(SECO)は23日、2020年のスイス経済が6.7%のマイナス成長に陥るとの見通しを示した。新型コロナウイルス感染拡大で引き起こされた景気後退(リセッション)はこれまでの想定より深刻な恐れがあるとし、3月の見通しを下方修正した。ただ、21年は5.2%のプラス成長を回復するとした。

■スペイン、新型コロナ死者計2.2万人強に 増加ペースは安定化

スペイン保健当局は23日、新型コロナウイルス感染症による死者が過去24時間で440人に増加し、累計2万2157人に達したと発表した。しかし、増加ペースは約2%にとどまり、安定化の兆しが改めて示された。


【関連記事】
・新型コロナウイルスは日光・高温・多湿で威力弱まる=米政府研究
・NY州民3000人検査で14%に抗体確認 新型コロナウイルス感染270万人か
・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?
・日本はコロナ危機ではなく人災だ

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米マイクロソフト、英国への大規模投資発表 AIなど

ワールド

オラクルやシルバーレイク含む企業連合、TikTok

ビジネス

NY外為市場=ドル、対ユーロで4年ぶり安値 FOM

ワールド

イスラエル、ガザ市に地上侵攻 国防相「ガザは燃えて
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 2
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがまさかの「お仕置き」!
  • 3
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く…
  • 6
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 7
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 8
    「なにこれ...」数カ月ぶりに帰宅した女性、本棚に出…
  • 9
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 10
    出来栄えの軍配は? 確執噂のベッカム父子、SNSでの…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中