最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(21日現在)

2020年4月21日(火)12時14分

■米政府、中国に人権派弁護士の「移動の自由」要求

米国務省は20日、中国政府に対して人権派の弁護士、王全璋氏に移動の自由を与えるように要求した。国務省は王氏が5年間にわたり中国当局に不当に拘束されたと主張。中国当局は、王氏が出所したと述べたという。

■スペイン、1.5兆ユーロの新型コロナ基金をEUに提案へ

スペイン政府が欧州連合(EU)加盟国に対し、新型コロナウイルス危機を受けた経済対策として1兆5000億ユーロ(1兆6300億ドル)規模の復興基金設立を提案することが分かった。

■ロシア、新型コロナの感染鈍化 プーチン氏「ピークまだ」と警告

ロシアで20日に確認された新型コロナウイルスの新たな感染者数は4268人と、前日の6000人超から鈍化した。ただ、プーチン大統領はピークにはまだ達していないと警鐘を鳴らした。

■新型コロナ、途上国への影響懸念 保護主義回避を=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は20日、新型コロナウイルスの感染拡大で途上国が最も大きな経済的な影響を受けると懸念していると述べた。

■独、一部店舗が営業再開 メルケル首相「第2波回避に向け自粛を」

ドイツでは新型コロナウイルスの感染拡大抑制のために実施された約1カ月に及ぶロックダウン(都市封鎖)を経て、今週から一部の店舗が営業再開を始めた。一方、メルケル首相は流行第2波を回避するため、営業自粛継続を呼び掛けている。

■米ユナイテッド、第1四半期税引前損失21億ドル 追加融資申請へ

米ユナイテッド航空ホールディングスは20日、第1・四半期は約21億ドルの税引前損失を計上するとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が急減する中、中南米の航空会社への投資が重しとなっている。こうした中、政府に追加的に最大45億ドルの融資を申請する方針を示した。

■豪ヴァージン破産手続きへ、経営難にコロナ危機追い打ち=関係筋

オーストラリア第2位の航空会社ヴァージン・オーストラリア・ホールディングスが破産手続きに当たる任意管理手続きに入る方針を固めた。事情に詳しい関係筋2人が20日明らかにした。

■全米活動指数、3月は景気後退水準に落ち込み

米シカゴ連銀が20日発表した3月の全米活動指数はマイナス4.19と、景気後退を示す水準まで落ち込んだ。わずか数週間前まではすう勢を大幅に上回る水準だったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で広範な部門にわたり状況が急変した。2007ー09年の世界金融危機の際、19カ月間にわたり付けた過去最低水準に迫った。

■スペイン、今年は最大12.4%のマイナス成長 来年は回復=中銀

スペイン中央銀行は20日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策が12週間継続されれば、2020年のスペイン経済は最大12.4%のマイナス成長に陥るとの見方を示した。ただ、21年は少なくとも5.5%のプラス成長を回復するとした。

■英銀行、顧客支援に向け流動性バッファーなど活用を=中銀

イングランド銀行(英中銀)は20日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による経済的打撃からの回復支援に向け、英国内の銀行は流動性バッファーや資本バッファーを活用すべきと発表した。

■スペイン、コロナ感染者20万人突破 感染スピードは減速のもよう

スペインで20日、新型コロナウイルスの感染者数が20万人を突破する中、保健当局は感染スピードが減速しているもようだという認識を示した。


【関連記事】
・コロナ抗議デモ拡大、トランプが反抗をけしかけ「ミシガンを解放せよ」
・米カリフォルニア州で新型コロナウイルス抗体検査 感染者、公式統計の40倍の可能性
・コロナの余波「食品値上がり」──世界的な買いだめと売り惜しみの悪循環
・夏には感染は終息する、と考えていいのか?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国主催のイベントに台湾と外交関係持つ2カ国が参加

ビジネス

SUBARU、今期の業績予想未定 関税などで「合理

ワールド

イスラエルの新たなガザ人道支援案、国連が非難 民間

ビジネス

タタ・モーターズがJLR通期利益率予想見直し、米関
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 3
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」にネット騒然
  • 4
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 5
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 6
    トランプ「薬価引き下げ」大統領令でも、なぜか製薬…
  • 7
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 8
    「奇妙すぎる」「何のため?」ミステリーサークルに…
  • 9
    トランプは勝ったつもりでいるが...米ウ鉱物資源協定…
  • 10
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 4
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 7
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 8
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 9
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中