最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(21日現在)

2020年4月21日(火)12時14分

米共和・民主両党は新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている中小企業向けの追加支援を巡り20日も見解の相違を解消できず、協議は翌日に持ち越された。ワシントンで16日撮影(2020年 ロイター/TOM BRENNER)

■豪、4月4日までの3週間に就業者が6%減=統計局

オーストラリア連邦統計局が21日公表した統計によると、3月14日から4月4日までの3週間に国内の就業者数が6%減少した。同期間には新型コロナウイルス感染拡大を抑えるための封鎖措置が国内で広く実施されていた。

■封鎖下のインド、20日から農村部で工場など一部業務再開

インドの農村部で20日、一部の店舗と企業が営業を再開した。新型コロナウイルス感染拡大抑制のため行われたロックダウン(封鎖)解除の一環。封鎖により数百万人が失職や食糧不足に見舞われている。

■移民の入国を一時停止する大統領令に署名へ=トランプ大統領

トランプ米大統領は、移民の入国を一時停止する大統領命令に署名する方針を示した。

■ロシア自動車販売、今年は100万台割れ ソ連崩壊以来の低水準か

新型コロナウイルス対策や通貨ルーブルの下落、個人所得大幅減少で、ロシアの今年の自動車販売台数は、1991年のソビエト連邦崩壊以来の低水準に落ち込む可能性がある。市場関係者と専門家が明らかにした。

■韓国輸出、4月1─20日は大幅マイナス 新型コロナが海外需要直撃

韓国の税関統計によると、4月1─20日の輸出は前年同期比26.9%減少と、3月1─20日の9.3%増から一転、大幅マイナスとなった。新型コロナウイルス感染拡大による世界的なサプライチェーンの途絶や需要の落ち込みが響いた。

■ロシア中銀、24日に政策金利を5.5%に引き下げる見通し

ロイター調査によると、ロシア中央銀行は24日の政策会合で、政策金利を普段よりも大幅に50ベーシスポイント(bp)引き下げると予想されている。ロシアが新型コロナウイルスの世界的大流行と、原油安によって増大しつつある経済リスクに直面しているため。

■アルゼンチン債務再編案、債権者委員会・資産運用大手が拒否

アルゼンチン債を保有する外国の大手資産運用会社からなる債権者グループは、総額662億ドルに上る対外債務の再編に向けた同国政府の提案を拒否した。

■ロシア、産金業者に無期限の輸出認可 需要減に対応

ロシア政府は、産金業者による金輸出に対して1回限りの認可を付与する方式を改め、無期限の認可を与える方針を決めた。既存の取引網での需要が新型コロナウイルスによって打撃を受けたため、業者が独力で外国に輸出できるようにし、支援することにした。

■米への移民を一時停止する大統領令に署名へ=トランプ大統領

米トランプ大統領は、米国への移民を一時停止する大統領命令に署名する方針を示した。

■EXCLUSIVE-インドのFDI新規則、中国本土に加え香港にも適用=政府筋

インド政府筋によると、同国と国境を接する国々に拠点を置く企業からの投資に関し、審査を強化する新ルールは、中国本土だけでなく香港にも適用される見通し。

■印インフォシス、新型コロナで通期見通しの公表中止

インドのITサービス大手インフォシスは20日、新型コロナウイルスの世界的流行により欧米顧客の活動が停止し、先行きが不透明になったことから、2021年度(20年4月―21年3月)通期の売上高見通しの公表を見送った。競合勢のウィプロとタタ・コンサルタンシー・サービシズに続き、新型コロナ危機による打撃を明らかにした。

■BHP、1─3月鉄鉱石生産は過去最高 通年見通し据え置き

豪英資源大手BHPグループが21日発表した第3・四半期(1─3月)の鉄鉱石生産は前年比6.3%増加し、過去最高を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済に打撃が生じているが、BHPは通年の鉄鉱石生産見通しを据え置いた。


【関連記事】
・コロナ抗議デモ拡大、トランプが反抗をけしかけ「ミシガンを解放せよ」
・米カリフォルニア州で新型コロナウイルス抗体検査 感染者、公式統計の40倍の可能性
・コロナの余波「食品値上がり」──世界的な買いだめと売り惜しみの悪循環
・夏には感染は終息する、と考えていいのか?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

決算に厳しい目、FOMCは無風か=今週の米株式市場

ビジネス

中国工業部門企業利益、1─3月は4.3%増に鈍化 

ビジネス

米地銀リパブリック・ファーストが公的管理下に、同業

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、22年2月以来の低水準
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ」「ゲーム」「へのへのもへじ」

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 6

    走行中なのに運転手を殴打、バスは建物に衝突...衝撃…

  • 7

    ロシア黒海艦隊「最古の艦艇」がウクライナ軍による…

  • 8

    ロシア軍「Mi8ヘリコプター」にウクライナ軍HIMARSが…

  • 9

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 10

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中