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中国主催のイベントに台湾と外交関係持つ2カ国が参加

2025年05月14日(水)14時18分

5月13日、中国が北京で開いた中国・中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)フォーラムに、台湾と外交関係を持つハイチとセントルシアの代表が参加したもようだ。写真は北京で撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)

[北京 13日 ロイター] - 中国が13日に北京で開いた中国・中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)フォーラムに、台湾と外交関係を持つハイチとセントルシアの代表が参加したもようだ。中国は外交面で孤立する台湾への圧力を強めている。

ロイターの記者が北京の会場のメインホールでハイチとセントルシアの国旗があるのを確認した。ハイチはジャンバプティスト外相が、セントルシアは外交官のペテル・ランシコット氏がそれぞれ代表を務めた。

中国外務省の報道官はハイチ、セントルシア両国の参加について問われ、「このフォーラムは中国と中南米・カリブ諸国との間の互恵的な協力を進める重要なプラットフォームだ。中国はCELAC加盟国がフォーラムの枠組み内の活動に参加することを常に歓迎し、支持してきた」と述べるにとどめた。ハイチとセントルシアはCELACの加盟国。

台湾外交部(外務省)によると、台湾は両国から事前にフォーラム参加の通知を受けた。ハイチはCELAC加盟国の立場としての出席で、セントルシアのランシコット氏は政府代表ではなく労働党のメンバーとしての出席だと説明があったという。

中南米諸国ではホンジュラスが2023年に台湾と断交し、中国と国交を結んでいる。

ロイター
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