最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(10日現在)

2020年4月10日(金)18時05分

■独VW、米テネシー州工場従業員1500人を一時帰休へ

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は9日、米テネシー州の組み立て工場の従業員1500人を11日から、新型コロナウイルス対応として一時帰休の対象にすると発表した。

■北朝鮮の金委員長、砲撃訓練を視察 10日に最高人民会議

北朝鮮の国営メディアによると、金正恩(キム・ジョンウン)委員長は10日の最高人民会議(国会に相当)開催を控えて、軍の砲撃訓練を視察した。

■タイ消費者信頼感指数、3月は過去最低の50.3 新型コロナ影響深刻に

タイ商工会議所大学(UTCC)が発表した3月の消費者信頼感指数は50.3と、前月の64.8から大幅に低下し、統計が始まった1998年10月以来最低となった。統計の開始時期は、アジア金融危機に当たる。

■イタリア、都市封鎖を5月3日まで延長する計画=労組関係者

イタリア政府は、新型コロナウイルス感染拡大を防止するための都市封鎖(ロックダウン)措置を5月3日まで延長する計画だ。労働組合関係者が9日、政府閣僚との会談後、ロイターに対して語った。

■NY州、新型コロナ新規入院者が大幅減 死者は3日連続で最多更新

米ニューヨーク州のクオモ知事は9日、新型コロナウイルス感染症による新規入院者数が大幅に減少し、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)が奏功している兆候を示しているとの認識を示した。

■新興市場国の外貨準備、3月に1900億ドル以上減=JPモルガン

米JPモルガン・チェースは9日の調査リポートで、新興市場国の外貨準備が3月に1900億ドル以上減少したとの推計を示した。資本流出が急増する中で各国政府が外為市場に介入し、ボラティリティーの抑制や自国通貨の下支えを図ったため。

■ロシア、新型コロナ感染者が1万人突破 新規の判定が過去最多に

ロシア政府は9日、新型コロナウイルスの感染者が累計で1万人を超えたと発表した。1日としては過去最多の1459人が感染、新たに13人が死亡した。

■米国立衛生研、抗マラリア薬の新型コロナ臨床試験開始

米国立衛生研究所(NIH)は9日、既存の抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンを新型コロナウイルス感染症の治療に使う臨床試験の開始を発表した。国内の医師が最近、治療効果の科学的根拠が確認されるのを待たず、治療に使用していることを相次ぎ、明らかにしていた。

■米航空会社への給与補助、今週末に詳細示す可能性=トランプ大統領

トランプ米大統領は9日、新型コロナウイルス感染拡大の悪影響を受けている航空会社の支援に向けた総額320億ドルの給与補助について、今週末に各社に詳細を示す可能性があると明らかにした。

■ジョンソン英首相、ICUから一般病棟に 当面経過観察

英首相官邸の報道官9日、新型コロナウイルスの症状が続いていたジョンソン首相(55)が9日夕に集中治療室(ICU)を出て、一般病棟に移されたと明らかにした。

■イースターは自宅で、新型コロナ抑制へ英政府が国民に呼び掛け

英政府は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ取り組みが損なわれないよう、国民に対し、今週末のイースター(復活祭)休暇は家族や友人と集まらず、引き続き自宅で過ごすよう呼び掛けている。

■ブラジル、3月インフレ率は94年以来最低 新型コロナで需要減退

9日発表された3月の拡大消費者物価指数(ICPA)の前月比上昇率は0.07%で、3月としては1994年のレアルプラン実施以来、最低の水準となった。新型コロナウイルス危機で、家庭用品と輸送の需要が落ち込んだ。

【関連記事】
・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?
・イタリア、新型コロナウイルス死者・新規感染がペース再加速
・新型コロナウイルス、男性の死亡リスクが高い理由
・シンガポール、教員に「ズーム使用停止」命じる オンライン授業中に重大事案が発生
・気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言したウイルス映画が語ること

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復

ワールド

エプスタイン文書公開、クリントン元大統領の写真など

ワールド

アングル:失言や違法捜査、米司法省でミス連鎖 トラ

ワールド

アングル:反攻強めるミャンマー国軍、徴兵制やドロー
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 5
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 6
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 7
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 8
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中