コスモエネルギーＨＤ、今期は減収減益を予想 原油価格下落と円高で

　５月１３日、コスモエネルギーホールディングスは２０２６年３月期通期の連結営業利益が前年比４．１％減の１２３０億円になるとの見通しを発表した。写真は同社のガソリンスタンド。都内で２０１５年１２月撮影（２０２５年　ロイター/Yuya Shino）

Kentaro Okasaka

［東京　１３日　ロイター］ - コスモエネルギーホールディングスは１３日、２０２６年３月期通期の連結営業利益が前年比４．１％減の１２３０億円になるとの見通しを発表した。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト７人の営業利益予想の平均値１３６３億円を下回った。

売上高は同７．９％減の２兆５８００億円を見込む。年間配当予想は前年と同じ３３０円とした。

石油事業（精製・販売）では製油所トラブル解消などが見込まれるものの、原油価格下落などで減益となる見通し。石油開発事業でも、販売数量の増加を見込む一方、原油価格の下落と為替の円高影響で減益を予想している。

併せて発表した２５年３月期通期の連結営業利益は同１４．０％減の１２８２億円で、会社予想を１６．７％下振れた。