中国、中南米に100億ドル融資枠 地域閣僚級会合で表明

中国は13日、「中国・中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)フォーラム」の閣僚級会合を北京で開催した。写真は、習近平国家主席。同日、北京で撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
[北京 13日 ロイター] - 中国は13日、「中国・中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)フォーラム」の閣僚級会合を北京で開催した。習近平国家主席は演説で、中南米諸国の開発支援に向けた約100億ドル相当の人民元建て融資枠の設定やビザ(査証)の免除を打ち出した。一方、ブラジルのルラ大統領は、米国の高関税政策によって世界経済が混乱する中、中南米地域は経済大国から独立した立場を保つべきと主張した。
中国・CELACフォーラムは、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」のインフラ協力事業、投資、貿易を巡る対話を深める場となっている。2015年の初回会合で、中国は中南米のインフラ事業に投資する中国企業の支援を目的とする200億ドルの融資枠設定を表明した。
今回、融資枠を人民元建てとしたのは、人民元の国際化をさらに推進する狙いがあるとみられる。
習主席は演説で、中国と中南米の貿易額が昨年は初めて5000億ドルを超え、10年前に掲げた目標を達成したと述べた。中国税関の統計によると、24年のCELACとの貿易額は5150億ドル。23年は4500億ドル、00年は120億ドルだった。
国名を挙げずCELAC地域の5カ国をビザ免除とするとした。段階的に対象を拡大する方針。
クリーンエネルギー、5G(第5世代)通信、デジタル経済、人工知能(AI)、サイバーセキュリティー、テロリズム・麻薬対策での協力強化を訴えた。
また貿易戦争や関税戦争は勝者を生み出さないとの中国の姿勢を改めて強調し、「いじめや横暴は自らを孤立させるだけだ」と述べた。
ルラ大統領は演説で、中南米は「覇権争いの舞台」になるべきではないと主張、「(中南米の運命は)誰にも左右されない、習近平国家主席にも、米国にも、欧州連合(EU)にも左右されないと理解することが重要だ」と述べた。
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