最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(30日現在)

2020年3月30日(月)20時15分

■タイ刑務所で暴動発生、一部囚人が脱走 新型肺炎発生のうわさで

タイ東北部ブリラム県の刑務所で29日、受刑者らが所内の食堂に放火するなどの暴動が発生し、数人が脱走した。法務省幹部によると、新型コロナウイルスの感染者が発生したとのうわさが原因という。

■新型コロナ、WHOアフリカ地域の感染者2650人・死者49人

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は28日、新型コロナウイルスの感染が、WHOアフリカ地域47カ国のうち数十カ国に拡大し、同地域の感染者はこれまでに2650人、死者は49人に上っているとツイッターで明らかにした。

■サウジ、都市封鎖を拡大 新型コロナの死者増加

サウジアラビアは29日、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため新たに西部の都市ジッダを封鎖し、外部との出入りを禁止した。同国では新型ウイルス感染症で新たに4人が死亡した。

■中国、新型コロナ新規感染の減少続く 湖北省では6日連続でゼロ

中国国家衛生健康委員会によると、29日に本土で確認された新型コロナウイルスへの新たな感染者は31人で、前日の45人から減少した。減少は4日連続。

■米大統領、人工呼吸器を溜め込んでいる病院があると批判

トランプ米大統領は29日、新型コロナウイルスの拡大により全米的に供給が逼迫している人工呼吸器をため込んでいる病院があると批判し、使用していない病院は放出しなければならないと述べた。

■伊首相、欧州復興債を提唱 ESM活用には否定的見解=伊紙

イタリアのコンテ首相は、新型コロナウイルス対策の資金調達を目的とする欧州連合(EU)による「復興債」発行を提唱し、EUが対応に失敗すれば「悲劇的な過ち」になると述べた。28日のイタリア紙「ソレ24オレ」のインタビューで語った。

■独研究所、医療体制への重圧を警告 新型コロナ深刻化なら=新聞

ドイツの感染症対策を担う政府機関ロベルト・コッホ研究所のウィーラー所長は、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化すれば、同国の医療体制はイタリアのような重圧にさらされる可能性があると警鐘を鳴らした。

■新型コロナ対応、EU共同債でなくESM活用が適切=独財務相

ドイツのショルツ財務相は29日、新型コロナウイルスの経済的打撃への対応策としては、ユーロ圏の救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)与信枠を活用すべきで、ユーロ共同債の発行は適切でないとの考えを再度示した。

■新型コロナ感染の英首相、職務不能時の代理に明確規定なし

ジョンソン英首相は新型コロナウイルスの検査結果が陽性となったが現在症状は軽く、自主隔離して在宅で職務を遂行している。ただ、もし今後ジョンソン氏が重篤な状況になり、職務遂行できなくなった場合はどうなるのか、英国には明確な規定が存在しない。新型コロナ大流行で世界が危機的な事態に陥っている中で、首相と保健相という2人の感染者が出た英内閣が、どのように運営されていくのかが改めて問われている格好だ。

■トランプ氏、新型コロナ対応指針の適用期限を4月30日に延長

トランプ米大統領は29日、新型コロナウイルス感染拡大を防止するために導入した国民向けの行動指針の適用期限を従来目標の4月12日から同月30日に延長すると表明した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、チェイニー元副大統領の追悼式に招待され

ビジネス

クックFRB理事、資産価格急落リスクを指摘 連鎖悪

ビジネス

米クリーブランド連銀総裁、インフレ高止まりに注視 

ワールド

ウクライナ、米国の和平案を受領 トランプ氏と近く協
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 6
    幻の古代都市「7つの峡谷の町」...草原の遺跡から見…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 9
    EUがロシアの凍結資産を使わない理由――ウクライナ勝…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中