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利用者から企業トップへ...「暗闇ジム」をどん底から救った女性CEOが語る「リーダーの鉄則」

Full Cycle

2025年8月20日(水)19時10分
キャサリン・ファン
暗闇のスタジオで音楽に合わせて自転車をこぐソウルサイクルの利用者たち

ソウルサイクルの利用者にとって、ジムで過ごす時間はコンサートやスピリチュアルな体験と似ている COURTESY OF SOULCYCLE

<コロナ禍にトレーナーの差別発言──危機的状況の自転車フィットネス「ソウルサイクル」を立て直したイブリン・ウェブスターの目指すリーダー像とは?>

照明を落とした部屋で45分間自転車をこぐフィットネスジム「ソウルサイクル」。イブリン・ウェブスターにとって、この暗闇ジムは健康維持の手段というだけでなく、現実世界の混沌を忘れることのできる「聖域」だった。

そんな数年来の熱心な利用者だったウェブスターがソウルサイクル社に加わり、CEOに就任して5年近くになる。

「現実逃避の場とはもう言えなくなった。ここが職場になったから」と言って笑う。

ウェブスターは今もソウルサイクルのジムで自転車をこいでいるが、リラックスする手段は、就寝前に読書をしたり、街を歩きながらポッドキャストを聞いたりすることになった。

心身の健康を保つために、筋トレやピラティスを実践したり、8時間の睡眠を確保したり、タンパク質を多く摂取したりもしている。

「睡眠や運動が足りていなかったり、食生活が乱れていたりするときは、自分でもすぐに分かる」と、ウェブスターは言う。「そういうときは調子が出ず、集中力がなくなり、やる気が湧いてこない。私の場合、一定の状態を保つことが重要なのだと気付いた」

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