ウクライナ無人システム部隊のロベルト・ブロウディ司令官は、ここ2週間の攻撃により、ロシアからクリミアやウクライナ南部への重要な補給路となっているアゾフ海を行き来する船舶が激減したため、対ロシアの海上作戦は新たな段階に入ったと述べた。

ブロウディは15日未明、アゾフ海でロシア船20隻を攻撃したと明かしていた。

ブロウディによると、7月6日から15日にかけて、ウクライナの無人機は計136隻のロシア関連船舶を攻撃した。

ブロウディは、ウクライナの新たな作戦では、ロシアの「影の船団(シャドーフリート)」に関連する船舶を標的にすると述べた。これらの船舶は、ウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナへの全面侵攻を受けて科された西側の経済制裁を回避するため、ロシアとの関係を隠して運航している。

先週、アゾフ海でロシア船への攻撃があったことを受け、ロシアはアゾフ海とドン川を結ぶドン・アゾフ運河の船舶航行を停止したと報じられている。ドン川は、ロシア内陸部とアゾフ海を結ぶ重要な物流ルートだ。

オーストラリア陸軍の退役少将ミック・ライアンは、自身のニュースレター「フューチュラ・ドクトリナ」で、「今回の作戦が注目に値するのは、ロシアが厳重な防空網を敷く黒海沿岸で実施されている点だ」と述べた。

ライアンは、船舶への攻撃に合わせて、クリミアやロシア南西部の防空システムも攻撃されている点に注目した。こうした一連の攻撃は、数カ月かけて準備された空と海の連携作戦が「明らかな自信を持って遂行されている」ことを示していると指摘した。

「マジャールの鳥」の創設者
【関連記事】