最新記事

米朝首脳会談

金正恩、米国が態度改めれば3度目の米朝会談に応じる 「2019年末が期限」

2019年4月15日(月)07時50分

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、米国の態度が適切なら3回目の米朝首脳会談に応じてもよいとの考えを示し、「2019年末まで」待つと述べた。国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。写真はKCNAが11日配信(2019年 ロイター)

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、米国の態度が適切なら3回目の米朝首脳会談に応じてもよいとの考えを示し、「2019年末まで」待つと述べた。国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

金委員長は最高人民会議(国会に相当)で行った演説で、「米国が現在の打算的な方法をやめ、新しい形でアプローチすることが不可欠だ」と述べた。

トランプ大統領は13日、ツイッターに「3回目の首脳会談は互いの立場を完全に理解しているという点で良いことだ」と投稿し、「核兵器と制裁がなくなり、北朝鮮が世界有数の成功した国になる日を心待ちにする!その日は近いかもしれない」とコメントした。

金委員長は演説で、ベトナムで行われた2月の首脳会談の結果を受け、昨年から米国との協議や他国との関与に乗り出した戦略の是非を巡り強い疑問がわいたと発言。

米国が同会談で見いだそうとした方法は「絶対的に実行不可能」なもので、「問題解決のためにわれわれと向かい合う用意がなかった」と批判。「米国が同様の考え方を続けるなら、何度会談を重ねてもわれわれを動かすことはできない」と述べた。

その上で「年末までは忍耐強く米国の勇気ある決断を待つ」とした。

金委員長は、前回の会談の二の舞であれば再会談は望ましくないと指摘。ただトランプ米大統領との個人的な関係は良好だとし、米朝が合意できるかは米国の態度次第だと強調した。

トランプ大統領もツイッターへの投稿で、両首脳の関係は非常に良いと指摘した。

金委員長は、両国の立場を考慮した合意であれば署名をためらわないとの考えも示した。

さらに、米国が制裁に基づく南北合意の履行継続を韓国に無理やり要求しているとして批判。北朝鮮は南北関係を継続するか、有事リスクの高い過去に戻るかどうかの瀬戸際に立っていると主張した。

一方で、北朝鮮は南北関係の改善と平和的な南北統一にコミットしているとも述べた。

韓国大統領府は「現在の対話の気運を維持し、米朝協議の早期再開を支援するため、できることを行う」とのコメントを出した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニュース速報

ビジネス

情報BOX:20年度2次補正後の予算フレーム

ワールド

中国工業部門企業利益、4月は前年比4.3%減 減益

ビジネス

情報BOX:20年度2次補正予算歳出・歳入の内訳

ワールド

中国、香港国家安全法の対象範囲を組織にも拡大=報道

MAGAZINE

特集:コロナ不況に勝つ最新ミクロ経済学

2020-6・ 2号(5/26発売)

意思決定の深層心理から人間の経済行動を読み解く── コロナ不況を生き残るため最新の経済学を活用せよ

人気ランキング

  • 1

    「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機だ」パッテン元総督

  • 2

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 3

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 4

    「9月入学」は教育グローバル化のチャンス そもそ…

  • 5

    経済再開が早過ぎた?パーティーに湧くアメリカ

  • 6

    新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(2…

  • 7

    新型コロナで5400人が死亡、NJ州高齢者施設で繰り返…

  • 8

    台湾の蔡英文総統「香港の人びとに必要な援助を提供…

  • 9

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 10

    「検査と隔離」もウイルス第2波は止められない 米専…

  • 1

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 背景には韓国の国民性も?

  • 2

    東京都、新型コロナウイルス新規感染14人に急増 緊急事態宣言解除の目安、3項目中2項目が基準下回る

  • 3

    「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機だ」パッテン元総督

  • 4

    カナダで「童貞テロ」を初訴追──過激化した非モテ男…

  • 5

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 6

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 7

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 8

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 9

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 10

    新型コロナよりはるかに厄介なブラジル大統領

  • 1

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 2

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言したウイルス映画が語ること

  • 3

    金正恩「死んだふり」の裏で進んでいた秘密作戦

  • 4

    スズメバチが生きたままカマキリに食べられる動画が…

  • 5

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 6

    優等生シンガポールの感染者数が「東南アジア最悪」…

  • 7

    コロナ禍で露呈した「意識低い系」日本人

  • 8

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 9

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 10

    ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月