<国境の壁の予算は通らず、政府機関も一部閉鎖でツリーの灯も消えたワシントン。いじけたトランプが子供にまで八つ当たり?>

ドナルド・トランプ米大統領、クリスマスを祝うためにほぼ無人になったイブのホワイトハウスで、電話の向こうの子供にとんでもないアドバイスをした。

米オンライン誌、デイリー・ビーストによると、トランプはホワイトハウスに電話をかけてきた子供にこう言った。「それはよかった、楽しみなさい。君はまだサンタクロースを信じているのかい?」

この瞬間、トランプの周りで一斉にカメラのフラッシュが焚かれる音が動画から聞こえる。そしてトランプは言った。「だって、7歳ならぎりぎりの年頃だろう?」

12月24日、トランプは一日中ホワイトハウスに「独りぼっち」で寂しいと訴えていた。朝には「ホワイトハウスに独りぼっちだ(かわいそうな自分)、国境の安全について話し合うため民主党議員が戻ってくるのを待っている。民主党議員が取引を拒否し続ければ、メキシコとの国境に壁を作るより高い代償を払うことになる。狂っている!」とツイートした。

午後には、世界へ向けてこんなツイートをした。

「大統領執務室にいる。たった今、テキサス州にもう一区画、115マイル(約185キロ)分の壁の建設を発注したところだ。我々はすでにかなりの距離の建設または修繕をしており、一部は完成している。民主党は政府の一部閉鎖を終わらせ、(壁建設の)予算を認めるべきだ。そうすれば、数十億ドルの金と命が救われるんだ!」

トランプが本当に115マイル分の壁を発注したのか、あるいはその契約が本当に115マイル分もあったのか、確認できない。サンタクロースの悪い子リストだってそんなに長くはないだろう。また、トランプが「数十億ドルの金と命」と言ったとき、「数十億の命」を意味していたのかどうかも確認できない。

極めつけにこんな画像が飛び込んできた。大統領夫人のメラニア・トランプが、サンタの居場所を知るために電話してくる子供たちと話している。「サンタを追跡する全米の子供たちのお手伝いをするのは私の楽しみです。大統領と一緒にサンタ追跡サイトを楽しんでいます」

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