最新記事

地球温暖化

温暖化でグリーンランドの氷が初めて分解

The Last Holdout Is Falling Apart

2018年9月25日(火)16時00分
アビー・インターランテ

こうした変化がホッキョクグマに与える影響を、専門家は憂慮している。ワダムズによれば、ホッキョクグマがどれほど深刻な影響を受けているか、今はまだよく分からない。来年の春にホッキョクグマが冬眠から目覚める時期になれば、はっきりするという。

「ホッキョクグマはあまり遠くまで泳げない。氷が岸から遠くなれば、氷の上で餌を探すホッキョクグマは生きていけなくなってしまう」と、ワダムズは説明する。

8月20日、NASAはグリーンランド周辺の海域に探査装置を投入し、氷の融解と海面変動の調査を続けると発表した。この調査は16年から行われているものだ。「2年来の変化が今も続いているかどうか、氷がさらにグリーンランドの岸から離れているかどうかが分かるだろう」と、調査に参加しているNASAのジェット推進研究所(JPL)のジョシュ・ウィリスは言う。

研究チームは250個の探査装置を、海中約900メートルの深さに沈める。探査装置は深く沈みながら、温度や塩分濃度などを計測する。

その結果から、温度の上昇と氷の融解の影響が細かく判明することを、研究者たちは期待している。

[2018年9月18日号掲載]

ニュース速報

ワールド

大規模爆発のレバノン首都、反政府デモで100人以上

ビジネス

アングル:韓国サムスン、インド市場で巻き返し 反中

ワールド

中国の香港出先機関、米制裁を批判「こっけいでばかげ

ワールド

コロナ対策協議、合意なければ権限行使する=トランプ

MAGAZINE

特集:人生を変えた55冊

2020-8・11号(8/ 4発売)

コロナ自粛の夏休みは読書で自分を高めるチャンス──世界と日本の著名人が教える「価値観を揺さぶられた本」

人気ランキング

  • 1

    ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死

  • 2

    陽性者急増、名古屋の医師が懸念する「市中感染」のリアル

  • 3

    『レオン』が描いた少女の性と「男性目線」

  • 4

    原爆投下75年、あの日アメリカが世界に核兵器をもた…

  • 5

    中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは.....…

  • 6

    脱北者、北に逃げる。物語で描かれないその素顔

  • 7

    日本人の「集団主義」「同調圧力」には良い面も悪い…

  • 8

    【レバノン大爆発】日頃の戦争を上回る最大の悲劇に…

  • 9

    地球上で最も天体観測に適した場所が特定される──し…

  • 10

    「消費減税に安倍首相も関心、税率ゼロ%の方が対応容…

  • 1

    コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず

  • 2

    中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは......?

  • 3

    ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死

  • 4

    K-POPも韓流ドラマも実は世界で売れていない? 韓国…

  • 5

    陽性者急増、名古屋の医師が懸念する「市中感染」の…

  • 6

    奇妙な北朝鮮「戦勝記念日」写真 金正恩の名を刻み…

  • 7

    再開は早過ぎた?クルーズ船でクラスター発生、寄港…

  • 8

    『レオン』が描いた少女の性と「男性目線」

  • 9

    【レバノン大爆発】日頃の戦争を上回る最大の悲劇に…

  • 10

    【独占】押谷仁教授が語る、PCR検査の有用性とリスク…

  • 1

    コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず

  • 2

    中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは......?

  • 3

    中国・長江流域、豪雨で氾濫警報 三峡ダムは警戒水位3.5m超える

  • 4

    「金正恩敗訴」で韓国の損害賠償攻勢が始まる?

  • 5

    中国から米国に「謎の種」が送りつけられている.....…

  • 6

    韓国、コロナショック下でなぜかレギンスが大ヒット …

  • 7

    ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死

  • 8

    宇宙観測史上、最も近くで撮影された「驚異の」太陽…

  • 9

    アメリカが遂に日本政界の媚中派を名指し批判──二階…

  • 10

    中国・三峡ダムに「ブラックスワン」が迫る──決壊は…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月