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米ロ関係トランプ政権、ロシアに新たな制裁発動へ 英国で神経剤使用と断定

8月8日、米政府は、英国で3月に起きた元ロシア情報機関員らの毒殺未遂事件について、ロシア政府が神経剤を使用したと断定し、同国に新たな制裁を課すと発表した。米国務省高官は、制裁について同日ロシア側に通知したと明らかにした。写真は英ソールズベリーの事件現場の近くに張られた規制線と警察官。3月撮影(2018年 ロイター/Henry Nicholls)
米政府は8日、英国で3月に起きた元ロシア情報機関員らの毒殺未遂事件について、ロシア政府が神経剤を使用したと断定し、同国に新たな制裁を課すと発表した。米国務省高官は、制裁について同日ロシア側に通知したと明らかにした。
国務省のナウアート報道官は、ロシアが「国際法に違反して化学兵器または生物兵器を使用したか、自国の市民に対して致死性の化学兵器か生物兵器を使用した」と断定したと述べた。
国務省高官は電話会見で、化学・生物兵器の廃絶に関する1991年の法律に言及し、安全保障関連品が制裁の対象になると説明した。
ただ、宇宙飛行活動や民間航空安全に関わる分野はケースごとに適用除外が認められるとした。
また、ロシアが化学兵器の使用を停止するという「信頼できる保証」を示し、国連による査察を受け入れなければ、90日後に「一段と厳しい」制裁第2弾を導入すると明らかにした。


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