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カナダG7開催中のトロントで車が歩道を暴走、10人死亡・15人負傷

4月23日、カナダの最大都市トロントで、ワゴン車が歩道に突っ込み歩行者をはねる事件が発生した。警察によると、10人が死亡、15人が負傷した。写真は同日、トロント市北部の現場を検証する警察官(2018年 ロイター/Chris Donovan)
カナダの最大都市トロントで23日昼、ワゴン車が約1.6キロにわたり歩道を暴走し、歩行者をはねる事件が発生した。警察によると、10人が死亡、15人が負傷した。
トルドー首相は事件を「悲劇的で無分別」と批判した。
地元警察によると、車を運転していた男はアレク・ミナシアン容疑者(25)で、過去の犯罪歴はなし。警察の会見では、故意の行動の可能性が大きいとの見解が示されたが、動機は不明。
カナダ公共放送CBCは、政府関係者の話として、男は過激派組織との関連はないと伝えている。
事件は現地時間午後1時半ごろ、トロント市の北部で発生。歩道は昼休みを取る会社員らで込み合っていた。
トロントでは現在、先進7カ国(G7)外相会合が開催されているが、警備体制に変更はないという。
ある目撃者はCNNに対し、バンは通行人を標的にしていたようだったと証言。「男は意図的にやっていた。止まることなく次々と人をはねていた」と述べた。


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