最新記事

中国

【動画】おしっこでエレベーターを壊した少年を襲ったホラーな現象

2018年2月27日(火)17時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

親の躾に非難が集中している Crazy China Videos-Youtube

<少年の悪質ないたずらに怒ったエレベーターの反撃なのか...いや、それ以上の「ホラー」が人間に潜んでいた>

2018年もまだ序盤だが、早くも「今年1番のホラー」が現れたとウェブメディアVICEが伝えている。このホラー、まさに「事実は小説よりも奇なり」という言葉が相応しい。

ことが起こったのは中国・重慶市。この物語の主人公となる少年は市内にあるマンションでエレベーターに乗り込んだ。エレベーターに乗ったら行き先階ボタンを押して到着を待つのが、一般的な考え方だろうし、他にエレベーターの中ですべきことがあるだろうか。

この少年には想像を超えるオプションがあったようだ。エレベーター内でおもむろにおしっこをし始めたのだ。しかも、コントロールパネルに向けて。英BBCは、「おしっこをして楽しんでいる」と伝えている。監視カメラが捉えた映像からは、少年がコントロールパネルを意図的に狙っていることがわかる。

china-boy-180227.JPG
Crazy China Videos-Youtube

しかし、本当の恐怖はここからだ。当然の結果と言えばそうかもしれないが、おしっこのせいでエレベーターは故障し、少年が目的階で降りようとすると、開こうとした扉は瞬時に閉じた。異変を感じた少年をさらなるアクシデントが襲う。コントロールパネルは意志を持ったかのようにおかしな点滅を繰り返し、エレベーター内の照明が消えた。

Crazy China Videos-Youtube


中国共産党の機関紙、人民日報によると、この少年はすぐに救助されたという。

そして後日、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に人民日報のアカウントから投稿されたこの動画に、ネットユーザーはすぐさま飛び付いた。コメントの多くは「恥ずべき、家庭教育」「エレベーターの修理費を負担させるべき」「まだ小さいんだから子供を放置しないで」と少年の親を非難するものだ。

しかし少年の両親はこの映像の信憑性に異議を唱えている。北京の日刊紙「新京報」によると父親は、自分の息子はまだこんなに高い位置(コントロールパネル)におしっこできないと話しているという。少年も、おしっこをかけたことを認めていないようで、親もそれを信じている。

ここまで証拠が出ていても自分の子供を信じる親の言い分が本当だとしたら、何か目に見えない力のせいだとでも言うのだろうか。それこそホラーだ。

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米ロ首脳、ウクライナ安全保証を協議と伊首相 NAT

ワールド

ウクライナ支援とロシアへの圧力継続、欧州首脳が共同

ワールド

ウクライナ大統領18日訪米へ、うまくいけばプーチン

ワールド

トランプ氏、ウクライナに合意促す 米ロ首脳会談は停
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 4
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 5
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 6
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 7
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 8
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 9
    【クイズ】次のうち、「軍事力ランキング」で世界ト…
  • 10
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 5
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 6
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 7
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 8
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 9
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 10
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中