最新記事

火災

韓国南東部の大型病院で火災 スプリンクラー設置せず37人が死亡

2018年1月26日(金)13時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

韓国南東部の密陽市にある世宗病院で火災が発生し、41人が死亡、140人以上が負傷した。写真は消火活動にあたる消防隊員 JTBC newsより

韓国南東部の病院で火災が発生し、37人が死亡、160人以上が負傷した。

JTBCなど韓国メディアによると、火災が起きたのは、慶尚南道の密陽(ミリャン)市にある世宗(セジョン)病院。午前7時35分ごろ1階の緊急治療室の後方から出火し、数時間でほぼ鎮火した。

火災の起きた世宗病院はソウルから約270キロメートル南東に位置する密陽市の大型病院。2008年から開業しており、一般外来を受け付ける世宗病院本館に95床、長期入院患者を収容する別館の療養病院に98床を備えており、脳血管疾患などを専門とする病院として知られていたという。

火災は本館1階から発生。亡くなった人たちは主に1、2階で見つかっており、その多くが入院患者だという。会見で密陽の消防署長は「集中治療室の患者や歩行が困難な高齢患者が多く、呼吸障害などで煙に弱い人が多かった。このため、死亡者の大半が窒息死と把握している。また死亡者の中には病院の医師1名と看護士2名もいた」と説明した。

犠牲者の数について、消防と警察の発表が食い違うなどの混乱があり、一時は41名が死亡したとの情報が出たが、最終的に37名の死亡が確認された。

火災の原因については未確認だが、この病院にはスプリンクラーが設置されていなかったという。また火災発生当時に警報ベルが鳴ったかどうかを消防が調査中だ。

韓国では昨年12月21日に忠清北道提川(チュンチョンブクド・チェチョン)にあるサウナなどの入る複合施設で29人が死亡、36人が負傷する火災が発生したばかり。


世宗病院の火災を伝える韓国のニュース JTBC news/ YouTube

*情報を更新しました 1/26 18:30

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

焦点:「氷雪経済」の成功例追え、中国がサービス投資

ワールド

焦点:米中間選挙へ、民主党がキリスト教保守層にもア

ワールド

トランプ米大統領、代替関税率を10%から15%に引

ワールド

中国、米国産大豆追加購入の可能性低下も 関税違憲判
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 2
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官が掲げる「新しいスパイの戦い方」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 5
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 10
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 9
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中