最新記事

ファッション

使うごとに愛着が増していくようなモノ作り。私の建築もそこを目指したい。

PR

2017年11月2日(木)10時00分
写真:宇田川 淳 スタイリング:若梅
構成・文:青木雄介
掲載商品 2002/6/A ブラック
クラシックの趣を感じさせるブリーフケース。フェリージの特徴であるバケッタレザーのなかでも最も分厚い部位を使いながら、スタイリッシュなデザインに仕上がっている。真鍮のメタルパーツはアーカイブモデルにある鍵のモチーフを継承したデザイン。サイズ:W40×H29×D7センチ  ビジネスバッグ ¥108,000 フェリージ(フェリージ青山 TEL.03-3498-6912) サンタニエッロのジャケット¥81,000/バインドピーアールTEL03-6416-0441 デヴォレ インチピットのパンツ¥38,880/ラ ガゼッタ 1987 青山店 TEL03-5468-5330、アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノのシャツ¥37,800、エリコ フォルミコラのネクタイ¥12,960、ユナイテッドアローズのポケットチーフ¥4,104/以上全てザ ソブリンハウス TEL03-6212-2150

使うほどに愛着が湧く、クラフトマンシップあふれる名品。

風土や産業、地形や自然、そこに暮らす人々の気持ちに寄りそう建築をモットーに、数々の受賞歴をもつ、気鋭の建築家・中村拓志さん。フェリージは、イタリアらしさを大切にするモノづくりの考え方に共鳴できるブランドだという。「フェリージがイタリアの職人にこだわるように、建築でも誰が作ったかと言うのはすごく大事です。誰が、どういう文化的背景で、どういう哲学をもって作ったのか。最終的にそういうところが、使い手に伝わるものだと思います。職人の文化が残りにくくなっている時代の中で、僕らのようなデザイナーや建築家といったモノを統合する役割を担う人が、その素晴らしさをお客さんに伝える"クラフトマンシップ"を大事にしたいですね」

felisi201710_02.jpg

掲載商品 2001/1/A ダークブラウン
上品でありながら、ロゴが刻印された真鍮の鍵付デザインがアクセントになり、革の自然な表情との温かみを感じる。クラッチはここ数年の流行アイテムのひとつだが、ビジネスユースとして選ぶなら、こういうバランスのとれた商品を選びたい。 サイズ:W38×H26×D4 センチ クラッチバック ¥85,320 フェリージ(フェリージ青山 TEL.03-3498-6912)

革や真鍮の経年経過を楽しむフェリージのモノ作りの考え方は、中村さん自身の建築感とも通じるという。「革には時間軸がありますよね。建築で革を使うとしたらドアノブや階段の手すりの部分などです。建築家は1年、2年のトレンドで設計はしません。100年先を考えてデザインします。だからこそ、愛着が増していくような素材使いを大事にしたい。どんどん自分のものになっていって、使う過程の中で個性がにじみ出てくる。それが良い建築だと思っているし、フェリージのモノづくりに関しても同じ思いを感じますね」

felisi201710_03.jpg

掲載商品 (左)17/70/A  (右)2001/1/A ともにブラック
バケッタレザーの厚みとシルエットが美しく、経年経過によって持ち主の個性がでてくる。 (左)サイズ:W25×H17×D7センチ ハンドバッグ ¥74,520(右)サイズ:W38×H26×D4 センチ クラッチバック ¥85,320 フェリージ(フェリージ青山 TEL.03-3498-6912)


felisi201710_04.jpg

掲載商品 15/50/SA ブラック(クロコダイルエンボス)
クロコの型押しと、やや細めのハンドルが絶妙のバランス。内側にはファスナーポケットがついており、パスケースなどの収納に便利だ。サイズ:W34×H30×D12センチ トートバック ¥75,600


felisi201710_05.jpg

掲載商品 (左) 050/SA (上)450/SA (右)905/SA 全てブラック(クロコダイルエンボス)
鮮やかな質感が特徴の「クロコダイルエンボスレザー」の小物は、買い足して揃えたくなるほど魅力的なデザインだ。(左)サイズ:W6×H9×D1.5センチ ケース付きシューホーン ¥12,960 (上)サイズ:W10.5×H7×D2センチ カードケース ¥16,200 (右)サイズ:W11×H7.5センチ コの字型ファスナー仕様のコインケース ¥29,160
 
 

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

世界の石油市場、26年は大幅な供給過剰に IEA予

ワールド

米中間選挙、民主党員の方が投票に意欲的=ロイター/

ビジネス

ユーロ圏9月の鉱工業生産、予想下回る伸び 独伊は堅

ビジネス

ECB、地政学リスク過小評価に警鐘 銀行規制緩和に
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編…
  • 5
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 6
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    ついに開館した「大エジプト博物館」の展示内容とは…
  • 9
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 10
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中