最新記事

ロボット

人はロボットともセックスしたい──報告書

2017年10月23日(月)18時43分
ジェシカ・ファーガー

いずれこんな時代がくることは、もはや驚きではない Independent Man / YouTube

<セックスロボットといたす予感を抱いている男女は意外に多い>

人はそれが可能になればロボットとでもセックスをするのだろうか。人とロボットはどんな関係を持つのだろうか。売春婦や売春宿も、働いているのがロボットなら合法化されるのか。性的な癒しや治療には役立つのか。性犯罪は減少するのだろうか。

──オランダの非営利団体リスポンシブル・ロボティクス財団(FRR)がこの夏発表した報告書の問いかけだ。それによれば、現代の成人は、AI(人工知能)と親密かつ人とそっくりの関係を築く心の準備ができているようだ。

「性的欲求を満たすセックスドールこそが、ロボットが未来のセックスで担う新しい役割だ」と報告書の著者は書く。「最高にリアルで親密に感じられるセックスロボットを開発し、それを適正な価格で提供できる企業こそ、最大のシェアを手にするだろう」

現在市販されている人型のセックスロボットの一部は動けるが、セックスのパートナーとしては基本的に受け身。だが報告書は、ロボットはこれから「双方向型」へと進化し、まるで生身の人間のように人の手や声に反応できるようになると結論付ける。

大人の玩具市場は、すでに急ピッチでAIを取り込んでいる。人類はそう遠くない未来に「ディルドニクス(セックス玩具)とロボティクスの融合」を目の当たりにすることになると、報告書は予測する。それは、セックス玩具の目覚ましい進歩ぶりを見ればわかる。米人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティー」で紹介されて大ヒットしたバイブレーター「ラビット」も今は時代遅れ。空気で膨らませるセックスドールにいたっては、今やジョークでしかない。

相手がR2D2でも驚かない?

さらに報告書は、今後セックスロボットが、遠距離恋愛で重宝されるようになると言う。すでに多くの企業は遠隔操作ができる大人の玩具を開発し、遠距離恋愛中のカップルでもちょっとした変態プレイを楽しめるようになっている。いずれは数百キロ離れた場所からでも遠隔操作できるようになるだろう。

たとえば、『スター・ウォーズ』に登場するロボットR2D2と人がセックスすることを想像すると、身の毛がよだつと言う人もいる。だが多数の研究や調査によれば、多くの現代人はそういう展開もありと予期しているようだ。

2016年に発表されたある研究は、21~61歳までの男女100人を対象に調査を行った。男性の3分の2、女性の3分の1が、ロボットとセックスするという考えに抵抗はないと回答した。全体の86%は、ロボットには人の性的欲求を満たす能力があると信じると答えた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ワイルズ米首席補佐官が乳がんと診断、職務継続へ ト

ワールド

IEA、必要なら追加的な備蓄放出も=ビロル事務局長

ワールド

ホルムズ海峡船舶護衛、欧州の多くで慎重論 「われわ

ワールド

供給確保優先、ホルムズ海峡のイラン船舶通過「問題な
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 5
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 6
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 7
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    50代から急増!? 「老け込む人」に共通する体の異変【…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中