最新記事

インターネット

インターネット普及率、今年中までに人類の約半分に ITU発表

2016年11月23日(水)11時09分

 11月22日、国連機関の国際電気通信連合が公表した報告によると、モバイル機器の通信網拡大と価格低下を背景に2016年末までに世界の人口の約半分に当たる35億人がインターネットを利用するようになるものの、普及の中心は引き続き先進国に限られるようだ。写真はキエフで10月撮影(2016年 ロイター/Gleb Garanich)

 国連機関の国際電気通信連合(ITU)が22日公表した報告によると、モバイル機器の通信網拡大と価格低下を背景に2016年末までに世界の人口の約半分に当たる35億人がインターネットを利用するようになるものの、普及の中心は引き続き先進国に限られるようだ。

世界のインターネット普及率は現在47%。

ただ先進国では人口の約80%がインターネットを利用しているのに対し、この比率は開発途上国では約40%、途上国の中でも特に開発が遅れている後発開発途上国(LDC)ではわずか15%未満という。

報告は「第3世代(3G)および4Gネットワークの世界的な普及により、インターネットの利用はより多くの人に広がっている」と説明。

その上で「LDCにおける現在のインターネット普及率は、先進国が1998年に達した水準にとどまり、20年近く先進国に後れを取っている」と指摘。

サービスや遠隔地のインフラ整備コスト、携帯電話の利用料金が高額なことが理由と分析している。



[ヨハネスブルク 22日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

経営危機の英水道テムズ・ウォーター、罰金支払いの期

ワールド

米政権がCDC所長解任、就任1カ月足らず 厚生長官

ワールド

イスラエル攻撃で死亡のロイター契約カメラマン、ガザ

ビジネス

中国料理宅配の美団、第2四半期は89%最終減益 競
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    「どんな知能してるんだ」「自分の家かよ...」屋内に侵入してきたクマが見せた「目を疑う行動」にネット戦慄
  • 3
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪悪感も中毒も断ち切る「2つの習慣」
  • 4
    【クイズ】1位はアメリカ...稼働中の「原子力発電所…
  • 5
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 6
    「1日1万歩」より効く!? 海外SNSで話題、日本発・新…
  • 7
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 8
    イタリアの「オーバーツーリズム」が止まらない...草…
  • 9
    「美しく、恐ろしい...」アメリカを襲った大型ハリケ…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 8
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 9
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中