アメリカの銃乱射事件は今年これで45件目

　オレゴン州は、軍用の自動小銃などに関する販売、所持の規制が無く、業者や個人が一度に購入できる銃器の数量にも規制が無かったことから、銃規制に関して活動団体から低い評価を受けていた。このため今年８月にすべての銃購入者の犯罪履歴をチェックする法律が施行されたばかりだった。

　銃規制を目指す法律家で作る活動団体「銃犯罪防止法律センター」のローラ・カティレタは、「新しい法律はすべての銃器の販売に関して犯罪履歴の調査を求めている。しかし全米でこの法律を施行しているのはオレゴン州の他には17州だけしかない」と話している。カティレタは、この法律が銃犯罪の予防に関して「おそらく将来画期的な効果をもたらす」と見ているが、今回の事件を防ぐにはあまりにも時間が足りなかった。