マレーシアＧＤＰ、第2四半期は前年比4.4％増 予想をやや下回る

マレーシアの第２・四半期ＧＤＰ（国内総生産）伸び率は前年同期比４．４％となり、市場予想と政府予測の４．５％をわずかに下回った。資料写真、２０２３年５月にクアラルンプールで撮影（２０２５年　ロイター/Hasnoor Hussain）

[クアラルンプール １５日 ロイター] - マレーシアの第２・四半期ＧＤＰ（国内総生産）伸び率は前年同期比４．４％となり、市場予想と政府予測の４．５％をわずかに下回った。

第１・四半期の経済成長率も４．４％だった。

中央銀行は第２・四半期について、堅調な家計消費と良好な労働市場に後押しされたものの、米国の関税による不確実性が続く中、予測は困難だと指摘。ラシード総裁は記者会見で「成長は異なる方向に動く可能性がある」と語った。

同総裁によると、今年後半には輸出の伸びが緩やかになると見込まれるが、電気・電子製品需要や観光客増加が下支えとなりそうだ。