ニュース速報
ワールド

カナダ、6月の製造業売上高を一時誤掲載

2025年08月15日(金)13時23分

カナダ統計局のウェブサイトに、15日に発表予定の6月の製造業売上高が14日午前に誤って一時掲載された。資料写真、オンタリオ州、3月(2025年 ロイター/Carlos Osorio)

Promit Mukherjee

[オタワ 14日 ロイター] - カナダ統計局のウェブサイトに、15日に発表予定の6月の製造業売上高が14日午前に誤って一時掲載された。市場に影響を与える統計で、一時掲載されたデータには5月の改訂値も含まれていた。

ロイターが閲覧可能になった理由を質問したところ、統計局は直ちに該当するページを削除し、エラーが起きたことを示した。

統計局の広報担当者、マリーゼ・キャリエール氏は「カナダ統計局はこの事象を非常に深刻に受け止めている。徹底的な調査を実施し、再発防止のために追加の安全対策が必要かどうか判断する」とコメントした。その上で、6月の製造業売上高をカナダ東部時間の15日午前8時半(1330GMT)に予定通り公表すると説明した。 

統計局を管轄するジョリー産業相の事務所から直ちにコメントを得ることはできなかった。

統計局は統計内容が事前に漏洩しないように対策を講じており、カナダで機密データが事前に漏えいすることは極めて珍しい。 

2020年5月には同年4月の雇用統計が発表予定時刻の30分前にブルームバーグに漏えいし、統計局が調査に乗り出す事態となった。少人数の幹部職員が事前に共有している結果が、統計局職員によって漏えいした証拠は見つからなかった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均は反発、GDP上振れで買い優勢 銀行株強い

ビジネス

午後3時のドルは147円前半へじり安、薄商い下で売

ワールド

関税合意の日米齟齬は事務的なもの、首脳会談は不要=

ビジネス

英のモノの対米輸出、6月は3年超ぶり低水準 トラン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化してしまった女性「衝撃の写真」にSNS爆笑「伝説級の事故」
  • 3
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 4
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 5
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 6
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...…
  • 7
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 8
    「デカすぎる」「手のひらの半分以上...」新居で妊婦…
  • 9
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 10
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 3
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化してしまった女性「衝撃の写真」にSNS爆笑「伝説級の事故」
  • 4
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 5
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 6
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 7
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 8
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 9
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 10
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 9
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中