落下地点は予測不能...空から降る「宇宙ゴミ」の高まるリスク...「航空機に直撃」する確率は?
Falling Space Junk Threatens Flights

地球周回軌道には衛星やロケット打ち上げで発生した宇宙ゴミが散乱している ILLUSTRATION BY FRAME STOCK FOOTAGE/SHUTTERSTOCK
<宇宙ゴミが航空機にもたらすリスクについて研究者らが警鐘。ロケットの残骸落下で空域が閉鎖された事例も。問題解決に必要なこととは...>
衛星の打ち上げなどに伴うロケットの残骸が落ちてきて民間航空機の運航を妨げるリスクは年間で約25%──そんな調査報告が学術誌ネイチャーの電子版サイエンティフィック・リポーツに掲載された。ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)の研究者らが発表したもので、空の旅のコスト増にもリスク増にもつながると警鐘を鳴らしている。
この論文では、2023年のフライトが最も多い日におけるロケット残骸の大気圏再突入数と航空便の数に基づいて、航空交通密度の異なる空域におけるリスクを計算した。結果、最も交通密度の高い空域(米コロラド州デンバーなど)では、落ちてきたロケット残骸に遭遇する確率は年間26%だった。
ただし壊滅的な被害をもたらすであろう事態(地球周回軌道から落ちてきた宇宙ゴミが民間航空機を直撃する事態)の年間確率は、幸いにして43万分の1にとどまった。
航空需要や商業ロケットの打ち上げ数は増加傾向にあるため、リスクは今後も増大する一方だ。ちなみに国際航空運送協会(IATA)によれば、航空旅客数は今年も7%ほど増える見込みだ。
衛星の打ち上げなどに使われたロケットの残骸は、たいていそのまま地球周回軌道に残るが、いずれは落ちてきて、制御不能のまま大気圏に再突入する。その多くは再突入時に燃え尽きるが、破片が地上に落ちてくることもある。
昨年は258回のロケット打ち上げがあり、制御不能なロケット残骸の大気圏再突入は120回もあった。地球周回軌道上には、現時点で2300個以上の宇宙ゴミが残っていると推定される。
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