<ペルーで発見された中世ミイラのタトゥーのデザインが現代技術で明らかに>

スペイン人による征服以前の南米で、タトゥーは一般的な芸術表現だった。タトゥーのあるミイラが発見されていることからも、それは分かる。

タトゥーは経年変化でにじんだりする。ミイラの場合はさらに退色が進み、元のデザインが判別困難なことが多い。

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1月に米国科学アカデミー紀要に発表された研究では、レーザー励起蛍光法(LSF)を使い1000~1400年頃にペルーで栄えたチャンカイ文化のミイラのタトゥーを調査。

「LSFはレーザー光を使い、物体を暗闇で光らせる技術。隠れた情報を視覚化できる」と、論文の筆頭執筆者である香港中文大学のマイケル・ピットマン教授は本誌に語る。

調査したミイラは博物館の収蔵品で、一部は1222~82年のものと特定されている。幾何学模様や動物形のデザインで、線の太さは0.1~0.2ミリ。現代のタトゥー針では描けないほど精緻だ。

[参考文献]

Kaye, T. G., Bąk, J., Marcelo, H. W., & Pittman, M. (2024). Hidden artistic complexity of Peru's Chancay culture discovered in tattoos by laser-stimulated fluorescence. PNAS, 122(0). https://doi.org/10.1073/pnas.2421517122

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