最新記事
SDGsパートナー

自動認識技術「RFID」を活用して労働力不足を解消...TOPPANエッジが広げる「人間らしい働き方」

2024年12月20日(金)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

製造業でのRFIDタグの利用イメージ

製造業でのRFIDタグの利用イメージ。製造工程の見える化や、作業負担の軽減、作業の効率化、勤怠管理など、製造業のあらゆるシーンでIoT・RFIDソリューションが役立てられている

創出された人手や時間を次なるイノベーションへ

製造業においても、RFIDを原材料や部品の入出庫管理、在庫管理に採用することで、過剰在庫や欠品を防止し、安定した製造が可能になる。

こうした「モノ」の管理だけでなく、「働く人」の位置情報や動きをリアルタイムで把握することもできるため、工程の最適化や適切な労務管理への応用も期待できる。

「新技術やソリューションの開発によって創出された人手や時間を、次なるイノベーションへつなげることで、持続可能性を生み出しています」と同社ITイノベーション本部の岡正俊本部長は話す。

これまでは導入コストの軽減が課題となっていたが、岡氏によれば、最近は深刻化する人手不足対策として、コストをかけてでもRFIDを活用した省人化に踏みきるケースが増えているという。

同社では、このIoTソリューションを国内だけでなく、特にASEAN地域の日系企業に向けて展開している。「ASEANでは人件費の高騰による人手不足が進み始めており、国内向けに開発してきたノウハウが、この地域の課題解決に直接役立てると考えています」と岡氏は言う。

今後は、気候変動や環境負荷軽減への効果が期待できるインフラや物流、流通、小売業界への展開も進める予定だ。たとえば、インフラのリスク管理、災害防止策として、建物の強度モニタリングなどへの応用が見込まれている。

物流面では、物品管理の知見を活用した混載輸送により、輸送時の炭素排出量の削減を目指す。

TOPPANエッジが提供するIoTソリューションは、単なる業務の効率化を超え、働き方や職場環境の改善に寄与するものだ。この技術が、経済成長と働きがいのある豊かな社会の両立を支える存在として、今後、国内外に一層広がることが期待される。

ニューズウィーク日本版 ISSUES 2026
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国、人民元バスケットのウエート調整 円に代わりウ

ワールド

台湾は31日も警戒態勢維持、中国大規模演習終了を発

ビジネス

中国、26年投資計画発表 420億ドル規模の「二大

ワールド

ロシアの対欧州ガス輸出、パイプライン経由は今年44
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 5
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中