最新記事
SDGsパートナー

自動認識技術「RFID」を活用して労働力不足を解消...TOPPANエッジが広げる「人間らしい働き方」

2024年12月20日(金)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
TOPPANエッジのRFIDタグ

TOPPANエッジのRFIDタグ。開発研究所、IoT・RFID導入検証施設、製造工場を国内に有し、顧客の要望に合わせたICチップ選定からアンテナ設計、タグの設計、開発、チップ実装、タグ製造、導入検証まで行える体制が整っている

<働き方改革や人手不足が叫ばれる中、TOPPANエッジは電波で情報をやり取りするRFID技術を活用し、現場の負担を軽減する革新的なソリューションを提供。経済成長と持続可能な社会の共存を支えている>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

医療現場の業務効率化や負担軽減で安全性も向上

SDGsの取り組みでは、環境への配慮や格差の是正が強調されがちだが、経済や産業分野におけるサステナビリティの向上も重要な課題だ。

17の開発目標でも「働きがいも経済成長も」「産業と技術革新の基盤をつくろう」という目標が設定されており、働きがいのある仕事に多くの人が就き、「人間らしい働き方」が広がることによる「持続可能な経済成長」、生産性向上や省エネ化による「持続可能な産業化」に向けた取り組みが求められている。

先進的なソリューションを提供することで、これらの目標に貢献しているのがTOPPANエッジ株式会社だ。同社は、情報を安全かつ最適な形で届けるためのノウハウを強みとし、従来の紙を中心とした製品・サービスに最先端のデジタル技術を統合。新しいツールを開発、提供してきた。

その中でも、物流、製造、建設、医療といった労働力不足が深刻な業界で注目されているのが、自動認識技術「RFID(Radio Frequency Identification)」を活用したIoTソリューションだ。

RFIDは、電波や電磁波を用いて非接触でICタグの情報を読み取り、書き換えることができる技術。バーコードのように個別に読み取る必要がなく、離れた場所からでも複数のタグを一括で読み取ることが可能で、これまで人手に頼らざるを得なかった作業を自動化し、大幅な効率化が可能となる。

IoT・RFID導入検証施設の「RFIDSTUDIO®」

あらゆる業種を対象としたIoT・RFID導入検証施設の「RFIDSTUDIO®」。様々な機器を使い、顧客の現場環境を再現しての運用検証、導入に向けたコンサルティングを行っている

たとえば、医療現場では、手術に必要な医療材料の検品作業にRFIDが導入されている。従来は、多種多様な物品を一つひとつ確認する必要があり、医療スタッフに大きな負担がかかっていた。

しかしRFIDタグを使用すれば、タグを貼付した医療材料をセットにした状態でリーダーに置くだけで、瞬時に内容を確認することができる。ある総合病院では、RFID導入により材料のセットと照合にかかる時間が、従来の20分の1に短縮されたという。

このシステムは投薬管理などにも使われ、業務の効率化やスタッフの負担軽減に加え、医療ミス防止にもつながっており、医療現場の安全性向上にも貢献している。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

マスク氏、FRBへDOGEチーム派遣を検討=報道

ワールド

英住宅ローン融資、3月は4年ぶり大幅増 優遇税制の

ビジネス

日銀、政策金利を現状維持:識者はこうみる

ビジネス

アルコア、第2四半期の受注は好調 関税の影響まだ見
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 10
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中