最新記事
SDGsパートナー

長く大切に使うことが、最良の環境対策...サステナブランド「ecuvo,」の信念

2024年11月6日(水)17時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

「永久定番」をモットーに

「ecuvo,」には、手袋や靴下、帽子、Tシャツなど多様な商品が揃い、それらには3つの特徴ある。1つ目は100%再生エネルギーの施設での生産、2つ目はオーガニックや再生素材の使用による環境負荷の軽減。3つ目が長く使える商品作りへの徹底したこだわりだ。

「商品を長く大切に使ってもらうことがサステナブルにつながるという考えから、永久修理保証や片手片足販売などを行っています。また、永久定番をモットーに、何十年も着続けられる製品を提案しているのも大きな特徴です。これまでは新作デザインを発表するたびに旧作を廃棄していたのですが、それでは環境にも人にやさしくありませんからね」(福﨑氏)

片手片足販売は、「片方なくした」「片方だけ破れた」場合に対応するためのサービスだが、障害のある顧客からも「片方だけ購入できるのはありがたい」という言葉が届いている。

newsweekjp20241105115605-9ba0775aa94a10f67d3a3b466ea05ea76409cb64.jpg

「ecuvo,」春夏コレクション

これらの取り組みは国内外で高く評価されており、製品を発表してすぐにニューヨーク・ソーホー地区のブティック「180 The Store」での販売が決定した。また2020年度の「OMOTENASHI Selection」では特別賞「欧米選定員賞」を受賞し、2022年には「ソーシャルプロダクツ・アワード」のソーシャルプロダクツ賞にも輝いている。

さらに、フクシンは環境と社会への貢献を重視しており、その一環としてフィリピン・セブ島の直営工場ではシングルマザーの積極採用を推進。「たくさんの笑顔を紡ぐ」という企業理念を実現する場にもなっている。

中小製造業が環境対策に取り組むには、省エネ設備導入や工場のスマート化といったコスト負担が大きなハードルとなる。しかし、カーボンニュートラルの実現が求められる今、こうした環境と社会への取り組みがブランドイメージの向上を支え、結果的に競争力や企業の持続的な成長にもつながるだろう。

日本が温室効果ガス実質ゼロを達成し、中小製造業が新たなステージを目指すためにも、フクシンのような「地球にやさしいものづくり」が多くの製造現場に広がることが期待される。

ニューズウィーク日本版 トランプのイラン攻撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月10号(3月3日発売)は「トランプのイラン攻撃」特集。核・ミサイル開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。アメリカとイランの全面戦争は始まるのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、首の発疹で予防的治療 詳細は非公表

ワールド

中国、「出産に優しい社会」構築へ 社会保障制度の整

ビジネス

米小売業者、トランプ政権の関税変更で戦略を再検証

ビジネス

午前の日経平均は反発、自律反発広がる 買い一巡後は
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中