【最新研究】ソフトドリンクを飲むと、女性のうつ病リスクが増加するのはなぜか?...「腸内細菌」に独研究チームが注目
Soft Drink Consumption Linked to Depression Diagnosis in Women, Study Says
因果を立証するのは困難
「食事研究で因果関係を立証することは難しいものです。うつ病そのものが甘い飲料の摂取増加を招くこともあるからです」と指摘するのは、ロンドン大学キングス・カレッジのショークロス教授とクロンステン研究員だ。
また、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の分子精神医学教室のアンドリュー・マクイリン教授も、現時点のエビデンスはそこまで強固ではないとして、慎重な見方を示す。
それでも食事と腸内環境がメンタルヘルスに影響を与えるという証拠は増えつつあるとロンドン大学キングス・カレッジのショークロス教授とクロンステン研究員は述べる。
本論文は、教育、予防策、政策の面から、清涼飲料水の消費削減を進める必要性があると提言する。
【参考文献】
Edwin Thanarajah, S., Ribeiro, A. H., Lee, J., Winter, N. R., Stein, F., Lippert, R. N., Hanssen, R., Schiweck, C., Fehse, L., Bloemendaal, M., Aichholzer, M., Bouzouina, A., Uckermark, C., Welzel, M., Repple, J., Matura, S., Meinert, S., Bang, C., Franke, A., ... Hahn, T. (2025). Soft drink consumption and depression mediated by gut microbiome alterations. JAMA Psychiatry. Advance online publication.
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