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その「スマホ時間」が目を壊す!? ...眼科医が警告する「リスク」と1分でできる予防法とは?

Eyeing the Digital Screen

2025年9月4日(木)15時07分
キャサリン・ファン(本誌記者)
スマホ疲れで目をこする男性の様子を描いたイメージ写真

スマホの使用時間が増えたことで「デジタル・ドライアイ」が増加している STORYTIME STUDIO/SHUTTERSTOCK

<目の健康は体の健康の一部なのに軽く見られがち。眼精疲労やドライアイだけでなく、将来的に深刻な病気を引き起こす可能性も...>

このところ「アンプラグ」「デトックス」「時間制限」といった言葉は、ケーブル、ダイエット、締め切りのことを必ずしも意味しなくなった。

どれも私たちのテクノロジーとの関わりを表す言葉になり、私たちが果てしないスクロールや「通知」の嵐に疲弊していることを示している。


米調査会社ハーモニー・ヘルスケアITの今年の報告によれば、アメリカ人がスマートフォンに接する時間は1日に平均5時間16分。回答者の53%が「使用時間を減らしたい」と答えている。

「スマホ依存症」は不安感や鬱といった精神的影響を懸念されることが多いが、身体的な影響も確実にある。過去1年間にスマホ関連の健康問題を経験したアメリカ人は7割近く。最も多いのは眼精疲労で、4割以上が症状を訴えた。

長時間に及ぶデジタル機器の使用が、深刻な目の疾患の高いリスクに直接結び付くわけではない。しかし、近視の増加とは大きく関連している。

アメリカでは人口の4割に当たる約1億3000万人が「近視」だと推定されている。

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