ベネズエラ野党指導者マチャド氏、ノーベル平和賞授賞式欠席へ 所在不明
写真はマチャド氏。2023年10月、ベネズエラ・カラカスで撮影。REUTERS/Leonardo Fernandez Viloria
[オスロ 10日 ロイター] - ノルウェーのノーベル研究所は10日、ベネズエラの野党指導者でノーベル平和賞を受賞したマリア・コリーナ・マチャド氏(58)について、オスロで行われる授賞式で本人が直接、ノーベル賞を受け取ることはないと述べた。
マチャド氏は、ベネズエラのマドゥロ政権によって10年間に及ぶ渡航禁止措置を受けており、1年以上潜伏生活を送っている。現時点でマチャド氏の所在は不明。
マチャド氏はオスロ市庁舎で行われる式典に出席して同賞を受け取る予定だった。式典にはハーラル国王、ソニア王妃のほか、アルゼンチンのミレイ大統領、エクアドルのノボア大統領らが出席する。
式典は現地時間午後1時(日本時間午後9時)に始まる。
マチャド氏は渡航禁止措置を無視して平和賞を受け取る予定だった。
ノーベル研究所のクリスティアン・ベルク・ハルプビケン所長は、ノルウェー国営放送(NRK)に「彼女は残念ながらノルウェーにはおらず、午後1時00分にオスロ市庁舎で行われる式典が始まる舞台には立たない」と語った。
どこにいるのかと聞かれると、ハルプビケン氏は「分からない」と答えた。
授賞式は予定通り行われる。受賞者が出席できない場合は、通常、近親者が代理で賞を受け取り、受賞者に代わってノーベル賞講演を行う。
ハルプビケン氏は、マチャド氏の娘、アナ・コリーナ・ソサ・マチャド氏が代理を務めるだろうと述べた。





