ハムストリングスは「体重」を求めていた...神が「脚の裏側」に筋肉を置いた理由とは?
スプリントは、筋肉をつくるだけでなく、脚と脳の神経的結合を強めるエクササイズにもなる。それが、アスリートにスピードと筋力をもたらし、ひいては次の筋量へとつながっていく。
本物のスプリンターになった気分で短い距離(100mかそれ以下)を悪魔のように集中して駆け抜ける。4~5回以上走れたら変だ。そこまでやって「爆発力」が枯れていなければ、もっとまじめにやれということになる。
ポール・ウェイド(PAUL"COACH" WADE)
元囚人にして、すべての自重筋トレの源流にあるキャリステニクス研究の第一人者。1979年にサン・クエンティン州立刑務所に収監され、その後の23年間のうちの19年間を、アンゴラ(別名ザ・ファーム)やマリオン(ザ・ヘルホール)など、アメリカでもっともタフな監獄の中で暮らす。監獄でサバイブするため、肉体を極限まで強靭にするキャリステニクスを研究・実践、〝コンビクト・コンディショニング・システム〟として体系化。監獄内でエントレナドール(スペイン語で〝コーチ〟を意味する)と呼ばれるまでになる。自重筋トレの世界でバイブルとなった本書はアメリカでベストセラーになっているが、彼の素顔は謎に包まれている。
『プリズナートレーニング外伝 監獄式ボディビルディング』
ポール・ウエイド [著]/山田雅久 [訳]
CEメディアハウス[刊]
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