最新記事
健康

ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、健康に問題ないのか?

Photo of Disturbing Discovery in Box of Fruit Goes Viral: 'Not Normal?'

2025年6月7日(土)08時25分
スー・キム

「チーズにも使われている」

オンライン・クリニック「インヴィガー・メディカル(Invigor Medical)」のローガン・ガルブレイス医師は本誌の取材に対し、次のように述べる。

「こういう事例は珍しくはありません。すでに食べてしまった後だと動揺するのも無理はありません。しかし、1~2粒にカビがついていたとしても、ほとんどの健康な人にとっては、少量を食べたくらいで問題が起きることはまずありません。カビといっても、多くのチーズなど食品から日常的に摂取していますから、過剰に怖がる必要はありません」


 

ガルブレイス医師は次のようにも述べる。

「カビは微細な胞子で拡散し、見た目に問題がなさそうな他の果物にも移っている可能性があります。カビが容器の一部に付着しており、その反対側に食べたイチゴがあったのであれば、病気のリスクは非常に低いでしょう。

大抵の人は『気持ち悪い』と感じるだけで済みます。免疫が弱っている人や、吐き気・嘔吐・胃痙攣などの症状が現れた場合は別ですが、そうでなければ慌てる必要はありません」

ただし、体に問題が出るリスクは低いものの、カビのついた果物は完全に捨てるべきであるという医師の忠告も。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは150円半ばで上昇一服、米雇用統計

ワールド

石破首相「影響緩和に万全尽くす」、相互関税の米大統

ビジネス

関税による輸出採算悪化、賃上げへの影響に不確実性=

ワールド

インド製造業PMI、7月改定値16カ月ぶり高水準 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから送られてきた「悪夢の光景」に女性戦慄 「這いずり回る姿に衝撃...」
  • 4
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 5
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 6
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 7
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 8
    【クイズ】2010~20年にかけて、キリスト教徒が「多…
  • 9
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 10
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 8
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 9
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 10
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 7
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中