最新記事
健康

ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、健康に問題ないのか?

Photo of Disturbing Discovery in Box of Fruit Goes Viral: 'Not Normal?'

2025年6月7日(土)08時25分
スー・キム
いちご

Oleksandr Lytvynenko-shutterstock

<「5個以上は食べてた」――イチゴの写真とともに投稿されたSNSの一言が、議論を呼んでいる...>

「イチゴを数粒食べたあとで、箱の中でカビに覆われた1粒を発見した」というSNSへの投稿が思わぬ反響を呼んでいる。

「気づく前に5個以上は食べてた...」という投稿タイトルに添えられた写真には、白カビに覆われた1粒のイチゴがプラスチック容器の隅に写っており、次のように記されていた。

「すごく美味しかったんだけど......1粒ずつ洗っていたから気づかなかった。しかも容器のプラスチックと同化してて見えなかった。あぁぁぁぁぁぁぁ」

【話題のSNS】「ふわふわのイチゴの白カビ」に関する投稿 を見る


食べても大丈夫なのか?

アメリカ農務省(USDA)の食品安全検査局(FSIS)によると、「水分の多い果物や野菜は、表面下までカビが浸透することがある」といい、「カビには根のような構造があり、食品内部にまで入り込む可能性がある」という。

また、一部のカビがアレルギー反応や呼吸器系の不調を引き起こすほか、「マイコトキシン(Mycotoxin)」という毒素を産生し、健康被害につながることもあると食品安全検査局(FSIS)は警告している。

しかし、医療専門家によれば、今回のようなケースは不快ではあるものの、健康な人にとっては通常は心配するようなことではないという。

SDGs
「SDGs認証」の可能性とは?...日本サステナブルビジネス機構(JSBO)が有識者フォーラムを6/10に開催
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イラン、米の入国禁止令を非難 「底深い敵意示してい

ワールド

エルサルバドルに誤送還の男が米に帰国、不法移民移送

ワールド

米連邦高裁、AP通信への取材制限認める 連邦地裁判

ビジネス

中国外貨準備、5月末時点で3.285兆ドル 予想下
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 2
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全な場所」に涙
  • 3
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット騒然の「食パン座り」
  • 4
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 5
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 6
    救いがたいほど「時代錯誤」なロマンス映画...フロー…
  • 7
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「銀」の産出量が多い国はどこ?
  • 9
    ディズニーの大幅な人員削減に広がる「歓喜の声」...…
  • 10
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっしり...「これ何?」と写真投稿、正体が判明
  • 4
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 5
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 8
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 9
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 10
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中