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保護犬の体にいくつも「しこり」が...その正体は、人間による「陰惨すぎる行為」を示すものだった

Owner Feels Bump in Rescue Dog's Leg, Leads Them To Uncover Horrific Past

2025年5月31日(土)19時03分
リズ・オコネル

ブラッサムの体中から15個もしこりを発見

ブラッサムと暮らすうち、ハウグさんはブラッサムの毛の下にしこりがあることに気づいた。腫瘍かもしれないと考えた彼女は、ブラッサムを獣医に連れて行った。すると、しこりだと思っていたものはBB弾であることがわかった。

「BB弾だとわかったとき、泣いてしまった」とハウグさんは言う。

結局、ブラッサムの体中からはBB弾が合計15発も見つかった。その中でもある場所で見つけた1発が、彼女の心を打ち砕いた。

ハウグさんはインスタグラムに投稿した動画の中で、BB弾のうちの1つはブラッサムの口の中にあったと明かした。虐待したのは、ブラッサムに非常に近しい人物だったに違いないとハウグさんは考えている。

獣医の診察で、今のところブラッサムはBB弾による痛みを感じていないことがわかったため、摘出はしていないとハウグさんは説明した。しかし、痛みを引き起こし始めた場合は、手術を受けさせるつもりだ。

ハウグさんによれば、ブラッサムのきょうだいたちも同じ不幸な運命に遭った可能性がある。過去に、きょうだい犬たちの写真にも点状の傷があるのを見たことがあるからだ。新しい飼い主に聞いた話によると、きょうだい犬たちも人間に怯える素振りがあるという。

ブラッサムの場合も、ハウグさんの夫に慣れるまでには約半年がかかっている。ブラッサムはいまでも見知らぬ人が苦手だが、大きく成長したとハウグさんは言う。「今はずっと自信がある」という。

ハウグさんは、飼っている別の犬のグンナーが、ブラッサムが心を開き、飼い主を信頼するのを助けてくれたと考えている。

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