最新記事
仏教

他人から非難された...そんな時「釈迦牟尼の出した答え」他者の評価ばかり気になる人に伝えたい仏の教え

2024年5月16日(木)16時20分
松波 龍源(僧侶・思想家)*PRESIDENT Onlineからの転載
他人から非難された...そんな時「釈迦牟尼の出した答え」他者の評価ばかり気になる人に伝えたい仏の教え

shutting -shutterstock-

<SNSの時代、人間に備わった承認欲求にどう上手く向き合えばいいのか? 僧侶で思想家の松波龍源さんが送る「あなたの価値を決めるのはあなた自身」>

僧侶の松波龍源さんは「SNSは他者からの評価が数字で可視化されることで、自己の評価が完全に他者基準になり、自分で評価することを放棄し、自分を実態以上に『盛ってしまう』現象が頻発する。

承認欲求を満たすためには、自分の存在を他者を通じて認知することだが、それがグッドなのかバッドなのかは、自分が決めればいい」という――。

※本稿は、松波龍源『ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考』』(イースト・プレス)の一部を再編集したものです。

【注目されたいと思うのは、ごく自然なこと】

注目されたいという承認欲求は、非常に手ごわく厄介なものです。もともと人間が持つ欲求の一つではありますが、SNSの普及で「バズる」という現象が起こるようになってから、それまで以上に、私たちの生活のウエイトを大きく占めるようになりました。

承認欲求は、潜在意識領域のものです。自分自身を突き動かす衝動といってもいいでしょう。

言ってみればわれわれは、潜在意識でSNSを使っています。「つい」スマホを見て投稿してしまうのであって、仕事としてアカウントを運用している場合でない限り「これは確実にバズらせたい」などと意識的にSNSをすることはあまりないですよね。

初めはビジネスのための利用だったとしても、自分の投稿にどんな反応があるか気になって、ネットの世界に意識が持っていかれることも少なくないでしょう。

中には、目立ちたい思いがエスカレートしてとんでもないことを言って「炎上」してしまったり、下手をすれば刑事事件に発展したりするケースも、残念ながら見受けられます。

これは潜在意識から湧き出てくる承認欲求に、理性が完全に敗北した状態です。

ではこの承認欲求を、仏教ではどのように解釈できるでしょうか。まず「(他者に)承認させたい私」について考えてみます。

他者に承認させたいという欲求はなぜ湧き上がってくるのか。それは、洋の東西や時代を問わず、人間に備わった根源的な欲求だからです。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏のグリーンランド獲得計画、米国民の支持1

ワールド

通常国会の早期に解散、高市首相が自民・維新に伝達 

ワールド

カタール米軍基地、一部要員に退去勧告=外交筋

ビジネス

中国の日本からの輸入、昨年12月は3年ぶり高水準 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広がる波紋、その「衝撃の価格」とは?
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 4
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 5
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 10
    「普通じゃない...」「凶器だ」飛行機の荷物棚から「…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中