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若者の現在と10年後の未来:消費行動編(後編)──新型コロナで変化が加速

2020年5月29日(金)12時10分
久我 尚子(ニッセイ基礎研究所)

新型コロナの終息後、アフターコロナの消費行動は、ビフォーコロナに戻るのではなく、これまで消費者で生じていた変化の流れが一気に進んだところで始まるのだろう。消費のデジタル化が加速した状況で、消費者はさらに何に価値を感じるのか、逆に、何に不便を感じているのか、企業活動は困難な状況だが、これらの状況を読み解くことで商機が見えそうだ。

本稿で興味深かったのは『SNS』志向が高まる一方で、『マスメディア』志向も引き続き高水準を維持する傾向が見えたことだ。現在、未知の敵との戦いで不確かな情報も多い中で、それぞれのメディアの価値を認識しながら、若い世代ほど上手く情報源を使い分けているのかもしれない。

本稿では、ニッセイ基礎研究所の「暮らしに関する調査」のデータを用いて、「若者の現在と10年後の未来」として消費行動について見てきたが、今後、働き方や家族形成の状況も分析する予定だ。

Kuga_Profile.jpeg[執筆者]
久我 尚子
ニッセイ基礎研究所
生活研究部 主任研究員

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