最新記事
インタビュー

【独占】高橋一生が「台湾有事」題材のドラマ『零日攻撃』への出演を決めた理由...「日本では作り得ない作品」

THE REALITY OF FICTION

2025年8月22日(金)18時29分
折田千鶴子(映画ライター)

──演じた藤原偉はミステリアスな人物だが、そういう役にはどこから入っていったのか?

まずは自分との共通性を感じました。僕は普段から「何を考えてるか分からない」と言われることが多いんです。自分ではかなり主張しているつもりなんですが、本質的なものが分かりづらいようで。


そういうイメージが藤原にもあると感じました。藤原本人は意識していないのですが、含みがあると思わせてしまう何かがおのずと出てしまう人間ではないかと。

さらにその人間が社会に出て、国や企業における立場が加わったことで、なおさらそうした側面が複層的に付加されてしまったと思えました。

基本的に藤原はとても不器用な人間ですが、ビジネスにおいては最も冷静でいなければならない立場でもあります。だから、そういう立ち回り方をするのですが、本来の彼は学生時代、夏と一緒に、巻き込まれ気味に学生運動をしていた頃が本質だと思いました。

そういう過去や現在が語られていますが、説明セリフがなくて、お芝居が非常にしやすかったですね。

──芝居がしやすいとはいえ、中国語、英語、日本語のセリフが交じり合っている難役では。

よく聞かれるんですが、全く苦労もなく努力もしていないです。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は小幅続伸、米株安でも底堅さ 高市ト

ワールド

ロシア産原油の取引業者、インド国営製油企業に人民元

ビジネス

NZ中銀が0.5%利下げ、一部予想より大幅 「さら

ワールド

再送-米国防総省、AUKUS見直し作業継続 秋に完
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示す新たなグレーゾーン戦略
  • 2
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女性を襲った「まさかの事件」に警察官たちも爆笑
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    【クイズ】イタリアではない?...世界で最も「ニンニ…
  • 7
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 8
    「それって、死体?...」新婚旅行中の男性のビデオに…
  • 9
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 10
    インフレで4割が「貯蓄ゼロ」、ゴールドマン・サック…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 5
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 8
    更年期を快適に──筋トレで得られる心と体の4大効果
  • 9
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 10
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 9
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中