最新記事
MLB

大谷翔平「二刀流復帰」に向けた最大の課題は? ドジャース・ロバーツ監督が解説

AN ANTICIPATED SEASON

2025年3月18日(火)14時00分
スコット・ミラー(MLB専門スポーツジャーナリスト)

──二刀流の復活に向けて、監督として最大の課題は?

体の負荷について認識を共有することだ。投球回数に関して本人はどう感じているか、打撃に影響していないか。どのくらいが十分で、どのくらいでは足りないのか。


ビジターゲームで登板するときの打順はどうするかという、シンプルな悩みもある。先攻だからね。まだ答えは出ていないが、そういった話は始めている。私が翔平のことを、また彼とのコミュニケーションを信頼していることを伝えているし、翔平が快適にプレーできるレベルや体調についても話をしている。

──あなたはやはり、彼をリードオフマン(1番打者)として評価している。

もちろん。でも例えばビジターゲームでは、ウオームアップをした後、すぐ打席に入って試合が始まるわけだ。それがどういう感じなのか分からない。

──このオフは先発のウォーカー・ビューラーとジャック・フラハティが去り、サイ・ヤング賞投手のブレーク・スネルと日本から佐々木朗希を獲得した。選手の入れ替わりはよくあることだが、今年はどうか。

どのチームでも毎年、同じことが起きる。ただ、うちのチームが優勝経験のない有力選手を獲得していることは、とても素晴らしい。タナー・スコット、カービー・イエーツ、マイケル・コンフォート、ブレーク・スネル......彼らは全てを成し遂げてきたが、優勝経験だけがない。彼らの飢えやハングリー精神がチーム全体のモチベーションを高めるだろう。ウォーカー・ビューラーのような仲間を失うのは悲しいが、彼みたいに貢献度の高い選手が去ることはこの世界では避けられない。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インドネシア寄宿学校倒壊、生徒60人なお不明 捜索

ビジネス

システム障害続くアサヒGHD、手作業で「注文取」 

ビジネス

午後3時のドルは147円後半に上昇、日銀総裁発言で

ワールド

米関税の内外経済への影響、不確実性は「依然かなり大
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 5
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 6
    イスラエルのおぞましい野望「ガザ再編」は「1本の論…
  • 7
    「元は恐竜だったのにね...」行動が「完全に人間化」…
  • 8
    1日1000人が「ミリオネア」に...でも豪邸もヨットも…
  • 9
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 10
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 5
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 6
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 10
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中