最新記事

英会話

日本人が英語を話せないのは、とっさに使える「武器センテンス」を持っていないから

2021年5月7日(金)19時37分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

Step1 : 1日のなかで《10回×3セット》を声に出す
(=センテンスを完璧に覚えるステージ)

Step2 : 1週間同じセンテンスを声に出す
(=センテンスを長期記憶化するステージ)

Step3 : 単語を置き換えて声に出す
(=センテンスを場面に合わせて使えるようになるステージ)

Step4 : 実践で使って口ぐせにする
(=センテンスを使いこなせるようになるステージ)

とくに、同じセンテンスの復習を続けながら、完璧に覚えるまで練習することが重要だ。新しいことをたくさん学習するのではない。徹底的に復習することで、記憶したセンテンスの数を1つずつ地道に増やしていく。

そうすることでセンテンスが長期記憶化する。その次は、センテンスを日常で使えるレベルまでトレーニングしていく。「口ぐせ」レベルになるまで、声に出して練習する。

そして、最後はとにかく人前で使ってみる。英語を話してコミュニケーションをとった経験を記憶として、自分に植え付ける。

話す相手は必ずしもネイティブスピーカーである必要はない。自分で文章を考えて相手に伝えるというプロセスは、相手が誰であろうと同じだからだ。自分が英語を話しているという実感を成功体験として、積み重ねることも非常に重要なのだという。

効率的な学習方法はある。しかし残念ながら英語学習に終わりはない。一生懸命学習しても、なかなか成長を実感できずに、挫けそうになることもあるだろう。そんなときは、「英語が完璧に話せるようになることは一生ない」と割り切ることも助けになると、著者は提案する。

そして、どんな方法でも英語に触れ続けていれば、英語力は必ず伸びていくという。気がつかない間に髪の毛が伸びているのと同じで、いつの間にかしっかりと力はついているのだから。

スパルタ英会話
 ――言いたい順に身につける「武器センテンス」1000』
 小茂鳥 雅史 著
 CCCメディアハウス

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

スパルタ英会話
 ――挫折せずに結果を出せる最速学習メソッド』
 小茂鳥 雅史 著
 CCCメディアハウス

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、アルゼンチン産牛肉の輸入枠を4倍に拡大へ 畜産

ビジネス

米関税、英成長を圧迫 インフレも下押し=英中銀ディ

ビジネス

米9月中古住宅販売、1.5%増の406万戸 7カ月

ビジネス

ユーロ圏消費者信頼感指数、10月はマイナス14.2
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 2
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 3
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 4
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 5
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 6
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 7
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 8
    「石炭の時代は終わった」南アジア4カ国で進む、知ら…
  • 9
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 10
    【ムカつく、落ち込む】感情に振り回されず、気楽に…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中