「反対車線を走行」テスラのロボタクシー始動も、険しい道のり
反対車線を走行
テスラのスピードを重視した戦略が市民の信頼を損ねた場合には、同社の事業進展と自動運転業界全体の進展を遅らせる可能性があると指摘するアナリストもいる。
テスラはこれまでに「完全自動運転(FSD)」運転者補助システムに関して法的・規制的問題に直面している。FSDは完全な自動運転ではなかった。最近の連邦安全調査で、調査官は雨天やそのほかの荒天がシステムのカメラの機能を妨げた死亡事故を含む衝突事故について、FSDがどのように関与しているのか調べている。
テスラがロボタクシーの初乗車に招いた応援者のインフルエンサーらは、おおむね好意的な態度を示した。しかし、招かれたある乗客がX(旧ツイッター)に投稿した動画には、ロボタクシーが信号のある4車線の交差点を通り過ぎて、反対車線を6秒程度走行する様子が映っていた。その時に対向車はなかった。
ロイターは、動画に映る建物や看板の様子から、現場がオースティンのウェスト・リバーサイド・ドライブとバートン・スプリングス・ロードの交差点だと確認した。
