部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗と思え...できる管理職は何と言われる?

2025年5月5日(月)13時05分
flier編集部

──変化自体を、相手にポジティブに受け止めてもらえるんですね。

私はそう思いました。どんなことでも1回目から上手にできる人はいません。失敗は当然するものなんだと思って、それでも取り組んでいくのが大切なのだと思います。


私の人生のモットーは「見事にやらない、全力でやる」なんです。メンバーと関わるときに、見事に質問して見事に引き出そうとすると、肩に力が入ってしまう。だから、見事にやるのではなく、全力でこのメンバーのことを思って取り組んでみようという気持ちでやるんですね。今も完璧にできているわけではなくて、毎日壁にぶつかりながら、マネジメントについて勉強して、トライアンドエラーを繰り返しています。

──「見事に」と自分に視点を置くのではなく、相手に対して「全力で」向き合うという視点に変えるんですね。

私もそうでしたが、多くの管理職の方は部下のことを大切に思っていて、育てたいという気持ちでいるんです。でも、効果的なやり方を学んで、1回目から見事に関わろうとすると、「失敗したらどうしよう」と、自分のほうに気持ちが向いて行動にブレーキがかかってしまいます。まずはうまくいかなくてもいいから全力でやってみようと決めたら、相手に気持ちを向ける。部下に貢献したい、育ってもらいたいという気持ちはもう確かにあるのですから、全力でやってみましょうとお伝えしたいです。これが実践のポイントになるのではないかと思います。

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