日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単に作れる...カギを握る「2時間」の使い方

2025年5月1日(木)10時44分
flier編集部

最終目的は「幸せ」という感情

──タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉が定着して、タイパを意識して生活する人も増えているように感じます。今井さんはこの傾向をどのように感じられますか?

タイパ自体はいいことだと思います。映画も2倍速で観ても面白いものは面白いですし、本もフライヤーの要約サービスを活用すれば、良書に出会いやすくなりますよね。


ただ、それだけを続けていると心が荒んでしまうというか、「何のためのタイパなのか?」がわからなくなってしまう。ただこなすだけでは、どんどんメンタルがすり減っていってしまいます。だから「本を何冊読むか」という数の目標だけではなく、「自分がどうしたら満たされるのか」を理解した上でタイパを活用し、自分を満たす時間をつくることが大切だと思います。

数字を達成するって、基本的に頭で考えてやることなんです。つまり左脳の働き。でも、幸せを感じるのは心や感情の部分、つまり右脳の領域。いくら左脳で数字や目標を達成しても、右脳で感じる「満たされた気持ち」がなければ、本当の意味で幸せにはなれません。

だからこそ、「最終的に大事なのは感情なんだ」ということを意識すること。自分がどんなときに満たされるのかを知っておくことが、何より大切だと思います。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ノボノルディスク、コスト削減へ 肥満症薬の競争激化

ビジネス

グリコ、25年12月期業績予想を下方修正 値上げで

ビジネス

日経平均は続伸、円高一服や決算など好感 TOPIX

ワールド

インド中銀の作業部会、金融政策の操作目標維持を勧告
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 2
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 3
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 4
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 5
    こんなにも違った...「本物のスター・ウォーズ」をデ…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 8
    【徹底解説】エプスタイン事件とは何なのか?...トラ…
  • 9
    永久欠番「51」ユニフォーム姿のファンたちが...「野…
  • 10
    かえって体調・メンタルが悪くなる人も...「休職の前…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 9
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 10
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 6
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 7
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 8
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 9
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 10
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中