日米関税交渉、日本は「取りあえずの勝ち」だが...待ち受ける「今後の交渉」の内容とは?
NATHAN HOWARD-REUTERS
<複数の偶然が重なったこともありトランプ政権から大きな譲歩を引き出した日本の交渉は成功と言っていいが、これから第2ラウンドが始まると考えるべきだ>
一時は決裂の可能性すら取り沙汰されていた日米貿易交渉が急転直下、妥結となった。
アメリカ国内の事情からトランプ氏が大幅に譲歩した格好だが、一方的に関税を課される側の日本にとってはもともと不利な交渉だった。当初、25%の水準を死守すると思われていたアメリカ側から15%までの妥協を引き出しただけでも、取りあえずの「勝ち」と捉えてよいだろう。
トランプ政権はアメリカの伝統にのっとり、国内産業を保護するため他国からの輸入に対して関税をかける方針を宣言していた。特に自動車はアメリカにとって象徴的な工業製品であり、トランプ氏は日本車の輸入に25%の高関税を課す方針を示していた。
一方、日本にとって自動車産業は基幹産業であり、25%の関税は絶対に受け入れられない水準だった。双方の溝が埋まらず、交渉は前に進まなかった。それなのにここにきてトランプ氏が大幅に譲歩した背景には、支持層への配慮があると考えられる。
トランプ政権は各国に対して相互関税を一方的に通告したものの、主要な貿易相手国の多くと合意できない状態が続いた。さらに大統領自身に関するスキャンダルが再燃したことも重なり、トランプ氏としてはとにかく日本との交渉をまとめ、成果をアピールしたいという事情があった。
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